内容説明
一代で財をなした早川卓次は熱烈なSLファンでもあった。愛人の女優・榊由美子と函館本線を走る特別列車「C62ニセコ」で寛ぐ早川。同時刻、札幌のホテルで早川の妻が絞殺された。鉄壁のアリバイ! ところが、それを証言する由美子が東京のTV局で殺害された。早川逮捕にふみきる道警。しかし、十津川警部は……!? トラベル・ミステリーの粋(すい)を集めた傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
10
「勝手に列車祭」第158弾。この本は1冊あり文庫コレクションは235冊目となり、短編であった。。。 1992年 8月20日 初版。。。表題作は乗っていた列車に戻ってこれるかという時刻表トリックであった。旧客車がミソであった。小沢駅で交換停車があり、時刻表に表示はされないが、スハフ44は手動でドアが開くので容易に降りられる。それで小沢で対向列車にのり云々~である。時刻表に載らない交換停車と旧客車が味噌になっている。しかも犯人は最初から分かっていたようだが。。。割と凝った短編であった。2017/04/29
ココアにんにく
0
1992年以前に読了
キャサ
0
短編集