内容説明
東京・荒川で発見された身元不明の女性のバラバラ死体。胃の中からは、結ばれたサクランボのくきが見つかった。一方、神奈川でも同様の殺人事件が。連続猟奇殺人なのか!? わずかな手がかりを元に、十津川と亀井は山形へ向かう。目撃者の証言から浮上した容疑者は、怖ろしいほど狡猾な男だった。捜査陣を嘲笑うように翻弄する犯人を、十津川の執念が追いつめる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなご
21
荒川の河原で発見された頭部の無い中年女性のバラバラ死体。身元を探る手がかりは胃の中に残っていた結ばれて輪になったサクランボの茎。少ない手がかりから容疑者へと捜査の糸をつなぎ十津川警部と犯人の攻防から目が離せませんでした。山形に行ってみたくなりました。2013/03/22
deria
8
十津川警部vs猟奇殺人犯。頭脳明晰な犯人に出し抜かれそうになるも、やはり最後はスッキリと犯人逮捕。なかなか面白かったです。2015/05/28
pyonko
5
十津川警部には珍しい猟奇殺人犯。スピード解決するような事件はこういう決め打ちが当たる時なんだろうか。外すとドツボにはまりそうだが。2014/11/16
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
4
2011年 9月20日 初版2020/02/04
くれって
1
東京の殺人事件の被害者の胃の中からサクランボのくきが見つかる。わずかな手がかりをもとに山形の温泉地と東京を往復しながら徐々に容疑者を追い詰めていく。十津川警部の推理は毎度のことながら見事だが、追い詰めるべく入念に監視をしていた容疑者を一瞬見失ってしまったことにちょっと納得がいかない。やはり、読点が多い。2016/02/26