内容説明
東京・荒川で発見された身元不明の女性のバラバラ死体。胃の中からは、結ばれたサクランボのくきが見つかった。一方、神奈川でも同様の殺人事件が。連続猟奇殺人なのか!? わずかな手がかりを元に、十津川と亀井は山形へ向かう。目撃者の証言から浮上した容疑者は、怖ろしいほど狡猾な男だった。捜査陣を嘲笑うように翻弄する犯人を、十津川の執念が追いつめる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなご
21
荒川の河原で発見された頭部の無い中年女性のバラバラ死体。身元を探る手がかりは胃の中に残っていた結ばれて輪になったサクランボの茎。少ない手がかりから容疑者へと捜査の糸をつなぎ十津川警部と犯人の攻防から目が離せませんでした。山形に行ってみたくなりました。2013/03/22
deria
8
十津川警部vs猟奇殺人犯。頭脳明晰な犯人に出し抜かれそうになるも、やはり最後はスッキリと犯人逮捕。なかなか面白かったです。2015/05/28
あここ
7
あぁ楽しかった。脳内2時間ドラマ。渡瀬さん&伊東さんでさくさく読む。十津川さんの勘だけで捜査が進む。夜7時の食事が鮭弁じゃ変ですか?40女にしては貧しいチョイスですか?偏見ちゃうか…当たってるからええようなもんの。25年くらい前に書かれてるみたい。指紋が分からんかったらお手上げな時代。身内がいぃひんくて東京に憧れる女ってこんな簡単に見つかるのか。まんまと騙される十津川さん、あかんやん。裏があるって私でも疑ったで(笑)殺されてから分かったって遅いやん。捕まってからの犯人の変貌が面白い、簡単に崩壊、意外に脆い2021/04/02
pyonko
5
十津川警部には珍しい猟奇殺人犯。スピード解決するような事件はこういう決め打ちが当たる時なんだろうか。外すとドツボにはまりそうだが。2014/11/16
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
4
2011年 9月20日 初版2020/02/04