発信人は死者 - 長編推理小説

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発信人は死者 - 長編推理小説

  • 著者名:西村京太郎
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 光文社(2011/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334703141
  • NDC分類:913.6

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内容説明

カメラマン・野口浩介の無線機に、五日前からきまって午前二時になると、弱々しい救難信号が送られてきた。謎の信号を調査すると、それは、旧日本海軍の暗号で、三十二年前に沈没した潜水艦・伊号五〇九からのものだった。そして元海軍中佐の奇怪な死! 真相を追って野口らは南海の島へ向かう。著者会心の海洋ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

54
カメラマンの野口が無線機で受信した謎の救難信号。 調べるとそれは旧日本軍の暗号であり、トラック諸島の沈没した船からのもの。 野口をはじめ若者3人と、その事件の行方を追う十津川警部の2チーム。 ただし若者たちは謎ではなく、次第に残された金塊へと目が向くようになり脅迫から復讐という過程に。 こういう転換は珍しいし、十津川警部も何とか説得しようと奮闘する。 自由奔放な若者描写が目立つ中身だが、若いうちはやりたいことをというのを実践したような作品だった。2023/11/14

飛鳥栄司@がんサバイバー

21
30年以上前に読んだと思うけど、それだけ時間が経っていれば初読に近い感覚。毎夜送られてくるモールス信号を若者がキャッチして、その真相を探っていくというのが骨格であるが、どんどんと風呂敷が広がって行くのが面白い。物語の3分の2あたりで、諸々の謎を鍵となる老人がサラッと告白していて気が抜ける感じがしないでもないが、そこまで行くと謎解きメインではなく、主人公の結末へのカタルシスへとストーリーが変化しているので、最後まで飽きずに読ませる。十津川警部も亀井刑事も登場するが、完全に脇役。2020/09/29

lennya

2
本棚の1冊なので数年に1度読み返す、逸品な作品。また久しぶりに読み返して見ました。一応、十津川さん・亀さんは出てきますが他作品とは違って、傍観者よりでエンディングも普通の彼らメインのシリーズとは違っています。事件なんだけど歴史を紐解くようなちょっと一風変わったストーリはトリックを解くとか犯人探しとは違った面白さがあって好きな作品上位にある作品です♪2016/11/03

TEDDY曹長

2
若い十津川警部が活躍するシリーズ。筆者が実は得意なのは海洋物なのではないかなって思う内容。戦時中の話と現代を上手く折込ながら読ませてしまう筆力は凄いと想います

ken_ken

2
トラベルミステリー以前の作品はあまりハズレがない。十津川警部も若い。2012/01/02

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