出版社内容情報
《内容》 近年の神経心理学の発展により、認知障害が分裂病の中核的病態であることが明らかにされた。本書で示される多角的な研究内容によって、読者は分裂病の認知機能に対する新たな視点を得るであろう。
内容説明
本書では、最近の神経心理学的研究の成果が詳細に語られている。本書の内容は、記憶、知能、遂行機能などを検討する従来の神経心理学的検査を用いた研究から、独自の課題を用いた実験心理学的研究、幻覚や妄想などの病的体験のモデル化まで幅広い内容に及んでいる。したがって本書は、神経心理学の初学者から精神疾患患者を対象に神経心理学的研究を立案している研究者まで、参考となる内容を含んでいる。
目次
第1部 ニューロイメージングと神経心理学
第2部 情報処理
第3部 神経心理学と神経発達
第4部 認知とメタ認知
第5部 臨床神経心理学
第6部 幻聴
第7部 妄想と妄想的誤認