紀伊國屋書店出版部は60周年を迎えました。 - history -
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紀伊國屋書店出版部
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1955-1973
1955 | ・テンジン『ヒマラヤの男』で本格的に出版活動を開始 | |
1956 | ・シーグフリード『現代』 | |
1957 | ・新宿角筈1-830に紀伊國屋書店分室として、宣伝・出版が移転 ・ウィルソン『アウトサイダー』 ・アザール『本・子ども・大人』 ・ヴァイル『シンメトリー』 | |
1958 | ![]() | ・ダリ『異説・近代藝術論』 ・「現代文芸評論叢書」刊行開始 ・カミュ『ギロチン』 ・千代田区五番町12番地に移転 ・ブランショ『焔の文学』(現代文芸評論叢書) ・マルクーゼ『エロス的文明』 |
1959 | ・フロム『愛するということ』 ・『アポリネール全集』 ・ バタイユ『文学と悪』(現代文芸評論叢書) | |
1960 | ・「現代経営科学全集」刊行開始 ・フェラー『確率論とその応用』(上下巻、現代経営科学全集) ・ラゴン『現代建築』 | |
1961 | ![]() | ・ボーヴォワール自伝『娘時代』から刊行開始 ・ホッファー『大衆』(1969年『大衆運動』に改題) |
1962 | ・コットレル『古代の不思議』 ・グレーヴス『ギリシア神話』(上下巻) ・カッシーラー『啓蒙主義の哲学』 | |
1963 | ![]() | ・「紀伊國屋新書」創刊5点同時刊行 高階秀爾『世紀末芸術』 加藤九祚『シベリアの歴史』 空西哲郎『英語・日本語』 樋口幸吉『少年非行』 牧野佐二郎『人類の染色体』 ・スノー『目覚めへの旅』 |
1964 | ![]() | ・デュボス『健康という幻想』 ・ヘッブ『行動学入門』 ・松永伍一『日本の子守唄』(紀伊國屋新書) ・「現代の記録・動物の世界」(全6巻、毎日出版文化賞企画部門受賞) ・貝塚爽平『東京の自然史』(紀伊國屋新書) |
1965 | ・「芸術論叢書」刊行開始 ・ミルズ『社会学的想像力』 ・黒川紀章『都市デザイン』(紀伊國屋新書) ・フロム『悪について』 ・砂川重信『理論電磁気学』 ・寺山修司『戦後詩』(紀伊國屋新書) ・ウィルソン『宗教と反抗人』 | |
1966 | ・コールダー編『二〇年後の世界』全3巻刊行開始 ・なだいなだ『アルコール中毒』(紀伊國屋新書) ・サルトル、ボーヴォワール両氏来社 ・宮本忠雄『精神分裂病の世界』(紀伊國屋新書) | |
1967 | ![]() | ・上田篤『生活空間の未来像』(紀伊國屋新書) ・西田龍雄『西夏文字』(紀伊國屋新書) ・シオラン『歴史とユートピア』 ・「二十世紀の大政治家」刊行開始 |
1968 | ・北川透『中原中也の世界』(紀伊國屋新書) ・ブリヨン『幻想芸術』 ・ウドコック『アナキズム』(全2巻) | |
1969 | ・出口裕弘『ボードレール』(紀伊國屋新書) ・陸井三郎編『資料・ベトナム戦争』(上下巻) ・フロム『希望の革命』 ・バシュラール『瞬間と持続』 | |
1970 | ・スポック『スポック博士の現代診断』 ・森毅『数学の歴史』(紀伊國屋新書) ・木村敏『自覚の精神病理』(紀伊國屋新書) ・ハーバーマス『イデオロギーとしての技術と学問』(1977年『イデオロギーとしての技術と科学』に改題) | |
1971 | ・ガードナー『自然界における左と右』 ・谷川健一『魔の系譜』 ・姜在彦『近代朝鮮の思想』(紀伊國屋新書) ・デュボス『目覚める理性』 | |
1972 | ・丸山昇『魯迅と革命文学』(紀伊國屋新書) ・滝浦静雄『想像の現象学』(紀伊國屋新書) ・「現代基礎物理学選書」刊行開始 ・マリオン『力学』(全2巻、現代基礎物理学選書) | |
1973 | ・廣松渉『科学の危機と認識論』(紀伊國屋新書) ・ノイマン『アモールとプシケー』 ・山本武利『新聞と民衆』(紀伊國屋新書) |

1974-1995
1974 | ・カルナップ『意味と必然性』 ・渡辺保『女形の運命』(芸術選奨新人賞受賞) ・「紀伊國屋数学叢書」刊行開始 ・ベルリッツ『謎の古代文明』 | |
1975 | ・プラット『水=生命をはぐくむもの』 ・ホルクハイマー『権威主義的国家』 | |
1976 | ・「紀伊國屋新書」刊行休止(全164点) ・ブロノフスキー『ブレイク』 ・シオラン『生誕の災厄』 ・ホルト『芸術における数学』 ・クーン『コペルニクス革命』 | |
1977 | ![]() | ・グリーンバウムほか『現代英語文法』(全3巻) ・フロム『生きるということ』 ・ガードナー『数学カーニバル』 ・石塚裕道『東京の社会経済史』 |
1978 | ・「カプセル叢書」刊行開始 ・コーバリスほか『左と右の心理学』 ・ロジャース『遺伝子操作の幕あけ』 | |
1979 | ・ルカーチ『芸術の哲学』 ・「文化人類学叢書」刊行開始 ・ワインバーグ『一般システム思考入門』 ・ロールズ『正義論』 ・ボードリヤール『消費社会の神話と構造』 | |
1980 | ![]() | ・シュッツ『現象学的社会学』 ・ドーキンス『生物=生存機械論』(1991年『利己的な遺伝子』に改題) ・アリホン『映画の文法』 ・ポラニー『暗黙知の次元』 |
1981 | ・ヤスパース『ハイデガーとの対決』 ・リーチ『文化とコミュニケーション』(文化人類学叢書) | |
1982 | ・竹内外史『数学的世界観』 ・「叢書・脳を考える」刊行開始 ・久保田競『手と脳』(叢書・脳を考える) ・本田和子『異文化としての子ども』 ・ユング『元型論』(全2巻) ・室田武『水土の経済学』 ・フランツ『永遠の少年』 | |
1983 | ・荻野恒一『嫉妬の構造』 ・小木和孝『現代人と疲労』 ・副田義也『マンガ文化』 | |
1984 | ・世田谷に新館竣工、出版部移転 ・ノイマン『意識の起源史』(上下巻) ・ペリン『鉄砲をすてた日本人』 ・クライン『不確実性の数学』 | |
1985 | ・クリスプ『思春期やせ症の世界』 ・ヤスパース『哲学の世界史序論』 ・『トーマス・マン 日記』刊行開始 | |
1986 | ・アンドリアセン『故障した脳』 ・木村資生『分子進化の中立説』 ・丸山圭三郎『フェティシズムと快楽』 | |
1987 | ・クライン『何のための数学か』 ・ドーキンス『延長された表現型』 ・塚原仲晃『脳の可塑性と記憶』(叢書・脳を考える) | |
1988 | ・イーグルトン『批評の機能』 ・ラプージュ『ユートピアと文明』 ・朝長正徳『脳の老化とぼけ』(叢書・脳を考える) | |
1989 | ・エックルスほか『心は脳を超える』 ・河田雅圭『進化論の見方』 ・パーカー『アインシュタインの夢』 | |
1990 | ・「科学選書」刊行開始 ・志賀浩二『数学7日間の旅』(科学選書) ・デイヴィスほか編『スーパーストリング』(科学選書) ・スピヴァック『文化としての他者』 | |
1991 | ・ドーキンス『利己的な遺伝子』(科学選書) ・水野肇『脳死と臓器移植』 ・ボードリヤール『湾岸戦争は起こらなかった』 ・フロム『愛するということ 新訳版』 | |
1992 | ・丸山圭三郎『生の円環運動』 ・長谷川眞理子『クジャクの雄はなぜ美しい?』(科学選書) ・田中貴子『〈悪女〉論』 ・神沼二真『ハイテクと日本の未来』(日刊工業新聞 技術・科学図書優秀賞受賞) ・デビュース『アダルタリー』 | |
1993 | ・レイコフ『認知意味論』 ・山崎浩一『男女論』 ・蜷川幸雄『千のナイフ、千の目』 ・ハンフリー『内なる目』(科学選書) ・川村邦光『オトメの祈り』 | |
1994 | ・「精選復刻 紀伊國屋新書」全70点刊行 ・『ドイツ言語学辞典』 ・西田利貞『チンパンジーおもしろ観察記』 | |
1995 | ・井上章一『狂気と王権』 ・ボードリヤール&吉本隆明『世紀末を語る』(紀伊國屋ホールでのセミナーを収録) ・西田公昭『マインド・コントロールとは何か』 ・川勝平太『富国有徳論』(アジア太平洋特別賞受賞) ・ロックウェル『ウィリーはとくべつ』 |
1996-2015
1996 | ・松原謙一&中村桂子『ゲノムを読む』(科学選書)(日刊工業新聞 技術・科学図書優秀賞受賞) ・ヴァレリー編『科学者たちのポール・ヴァレリー』(日本翻訳出版文化賞受賞) ・深谷昌弘&田中茂範『コトバの〈意味づけ論〉』(市河賞受賞) ・荒川紘『龍の起源』 ・サムソン『不真面目な十七歳』 ・「知慧の手帖」シリーズ刊行開始 ・ソーテ『ソクラテスのカフェ』(全2巻) | |
1997 | ・トスカーニ『広告は私たちに微笑みかける死体』 ・「ポケットペディア」全20巻刊行開始 ・「書物復権」共同復刊スタート(1999年から参加) ・長谷部浩『傷ついた性』(AICT国際演劇評論家協会賞受賞) ・クレマン『アリスの不思議なお店』(ボローニャ国際児童図書展ラガッツイ賞ほか受賞) ・『シートン動物誌』全12巻刊行開始(日本翻訳出版文化賞ほか受賞) | |
1998 | ・春日武彦『顔面考』 | |
1999 | ・いとうせいこう『ボタニカル・ライフ』(講談社エッセイ賞受賞) ・コント=スポンヴィル『ささやかながら、徳について』 ・西村三郎『文明のなかの博物学』(和辻哲郎文化賞受賞) ・コンフィアン『コーヒーの水』(渋沢・クローデル賞、日仏翻訳文学賞受賞) ・信濃毎日新聞社編『介護のあした』(新聞協会賞受賞) ・イルゴイエンヌ『モラル・ハラスメント』 | |
2000 | ・椎名誠ほか『東京小説』 ・北山翔子『神様がくれたHIV』 ・アンドレ&ルロール『自己評価の心理学』 ・恵比寿に本社ビル開設、出版部移転 ・リドレー『ゲノムが語る23の物語』 | |
2001 | ・『東京小説』の「一年ののち」(林真理子)が「東京マリーゴールド」として映画化 ・中田力『脳の方程式いち・たす・いち』 | |
2002 | ・レビー『暗号化』 ・緑ゆうこ『イギリス人は「理想」がお好き』 | |
2003 | ・山口真美『赤ちゃんは顔をよむ』 ・永井良和&橋爪紳也『南海ホークスがあったころ』 ・斎藤環『ひきこもり文化論』 | |
2004 | ・斎藤美奈子『文学的商品学』 ・リドレー『やわらかな遺伝子』 ・佐藤雅彦『砂浜』 ・西成彦『耳の悦楽』(芸術選奨新人賞受賞) | |
2005 | ・ジェインズ『神々の沈黙』 ・松田行正『眼の冒険』(講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞) ・大澤真幸『思想のケミストリー』 ・荒川紘『東と西の宇宙観』(全2巻) | |
2006 | ・鷲田清一『感覚の幽い風景』 ・岩井俊雄『いわいさんちの「どっちが?絵本」』(3冊セット) ・コント=スポンヴィル『資本主義に徳はあるか』 ・中田力『脳のなかの水分子』 | |
2007 | ・ヴィノック『知識人の時代』 ・デンディ&ボーリング『自分の体で実験したい』 ・志賀浩二「大人のための数学」全7巻刊行開始 ・マックス『眠れない一族』 | |
2008 | ・はたよしこ編著『アウトサイダー・アートの世界』 ・モッテルリーニ『経済は感情で動く』 ・目黒に本社ビル移転 ・岩崎稔ほか編『戦後日本スタディーズ』全3巻刊行開始 | |
2009 | ・リゾラッティ&シニガリア『ミラーニューロン』 | |
2010 | ・上野千鶴子『女ぎらい』 ・ロールズ『正義論 改訂版』(新訳) ・シャモワゾー『カリブ海偽典』(日本翻訳文化賞受賞) | |
2011 | ・コックス&フォーショー『なぜE=mc2なのか?』 ・アンサーリー『イスラームから見た「世界史」』 ・ボイル『ぼくはお金を使わずに生きることにした』 | |
2012 | ・ブレイスウェイト『魚は痛みを感じるか?』 ・バジーニ『100の思考実験』 ・小阪憲司『第二の認知症』 ・石川幹人『超心理学』 ・岩井俊雄『どっちがへん?スペシャル』 | |
2013 | ・森達也『虚実亭日乗』 ・畑中三応子『ファッションフード、あります。』(造本装幀コンクール日本印刷産業連合会会長賞受賞) ・津村記久子&深澤真紀『ダメをみがく』 ・ベジャン&ゼイン『流れとかたち』 | |
2014 | ・椎根和『銀座 Hanako 物語』 ・ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか』 ・水島広子『10代のうちに知っておきたい折れない心の作り方』 ・ガザニガ『〈わたし〉はどこにあるのか』 ・田辺茂一『わが町新宿』復刊 | |
2015 | ・スコット『スコット親子、日本を駆ける』 ・レイン『暴力の解剖学』 ・シャンキン『原爆を盗め!』 ・サテル&リリエンフェルド『その〈脳科学〉にご用心』 ・ドゥアンヌ『意識と脳』 |
※「紀伊國屋書店出版部60周年記念小冊子」(2015年10月1日発行、紀伊國屋書店出版部)より転載。書評は著者と掲載紙誌の許諾を得て転載、無断転載・複写を禁じます。