出版社内容情報
これまで、生まれたばかりの赤ちゃんはぼんやりとしか目が見えないと考えられていたが、生まれて数日後には母親の顔を好んで見ることがわかってきた! 「顔をよむ」ことで発達するメカニズムを解き明かす。
内容説明
小さくてかよわく見える、生まれたばかりの赤ちゃん。これまではぼんやりとしか目が見えないと考えられてきたが、実は生まれて数十時間後には、母親の方を好んで見ていることがわかってきた!笑っている、怒っている、悲しんでいる―「顔をよむ」ことで発達していく驚きの能力とそのメカニズムを追求。数々のユニークな実験と最新の研究成果から、知られざる世界を解き明かす。読めばもっと赤ちゃんが愛おしくなる。
目次
第1章 生まれたばかりの赤ちゃんは、「顔」に注目する(生まれたばかりの赤ちゃんが顔に注目する証拠;赤ちゃんは顔の形が好き?それとも目が好き? ほか)
第2章 お母さんの顔はいつわかる?―生後2日までの発達メカニズム(赤ちゃんはお母さんの顔が好き?;親の姿かたちを学習する―鳥類の場合 ほか)
第3章 赤ちゃんの見る世界、赤ちゃんの住む世界(赤ちゃんのモノの見方を調べる実験方法;赤ちゃんの視力はどのくらい? ほか)
第4章 「ひとみしり」がおこる頃―生後6ヶ月以降の発達をみる(赤ちゃんはいつ表情がわかる?―赤ちゃんの表情に対する反応と好み;どの表情から区別しはじめるのか? ほか)
第5章 赤ちゃんの顔はなぜかわいい?(子どもの顔と大人の顔、何が違う?;子どもの顔のイメージは強い? ほか)
著者等紹介
山口真美[ヤマグチマサミ]
1964年神奈川県生まれ。中央大学文学部心理学研究室教授、日本赤ちゃん学会事務局長。1987年中央大学文学部卒業。お茶の水女子大学大学院人間発達学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(人文科学)。認知心理学の中でも、乳児の顔認知の発達が専門。コンピューターグラフィックスを駆使した実験や、サルなどの他種との比較など、ユニークな手法で研究を重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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