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脳のなかの水分子―意識が創られるとき

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314010115
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0040

出版社内容情報

意識をとる全身麻酔が効く脳内メカニズムとは? 定説は「脂肪に溶けやすい」。本当にそうか。25年前、著者はポーリング博士の別な仮説を発見。「水の結晶をつくらせるから」。
著者の「脳とこころ」の探求の出発点はまさにここで、水分子から、脳の意識の謎を説明する脳の渦理論を構築するまでの興奮に満ちた話を描く。

→「意識は脳の水分子と関係する」――それを実証する動くナノ画像はこちらから

内容説明

今、麻酔学で意識をとる全身麻酔のメカニズムとして説明されるのは、「脂肪に溶けやすいから(脳に入りやすい)」。この定説に疑問をもった著者は1973年、ポーリング博士の「(全身麻酔は)水のクラスター形成をうながし、結晶をつくるから」という論文に出会う。著者の「脳とこころ」の探求の出発点はまさにここで、脳のなかの水分子から、意識の謎を説明する「脳の渦理論」誕生までの興奮に満ちた話を語る。

目次

水の妖精
生命の源
水と水分子
麻酔学の禁じ手
水分子の高速道路
熱の脳科学
脳の渦
水分子の交響曲
脳という名の複雑系
少年探偵団

著者等紹介

中田力[ナカダツトム]
1950年生まれ。東京大学医学部卒業、カリフォルニア大学、スタンフォード大学で臨床研修を受け、カリフォルニア大学脳神経学教授に就任。1996年にファンクショナルMRIの世界的権威として日本に戻り、文部省学術審議会により中核的研究拠点(COE)のプロジェクト・リーダーに選ばれる。新潟大学統合脳機能研究センターを設立。その長として活躍する一方で、日米を往復して臨床医・脳科学研究者としても忙しい日々を送る。2005年より日本学術会議により「日本国家が積極的に推進すべき科学プロジェクト」という評価を受け、「水分子の脳科学」を遂行中。ノーベル賞に最も近い研究者のひとりとして注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スパイク

6
高校の物理。自分は理系の人間だと思っていたがエントロピーだかエンタルピーだかの登場でとどめを刺された。授業中、先生の語る言葉が私の理解できる言語ではなくなっていた。で、この本。こころというか意識という科学的でない(と思っていた)複雑系に斬り込む。その為に必要な武器は非線形科学。で、あるが、マルコフ連鎖の理解はコインを投げるまで。別に天気予報が100%正しくなくてもイイ。あたりはずれがあるから相合傘なんてロマンチックな状況が発生するのだから…と自分を慰める。このレベルで語られると嫉妬する気も起きません。2014/06/22

シラヌイ

4
何故全身麻酔は効くのか?アルコールで意識朦朧となるのはなぜか?このふたつは「飛行機上空だとより利く」という共通点がある。そこから考えられるのは…。気鋭の学者さんが、異端と思いつつもおずおず差し出す、水と脳機能との関連。もしかしたら水が意識を発生させて伝えているのかも!?ちょっとトンデモなのかもしれないし、色々難しい点も多いのだけど、なるほど、これも科学なのかもしれない。2009/09/15

讃壽鐵朗

3
残念ながら、理論の根拠などはとても理解できないが、面白く読ませる。脳神経学会で、専門家による評価がどうなのかに興味ある。2018/01/09

chokuyuu

2
著者は統合脳機能研究センター長であり、2002年には「日本で最もノーベル賞に近い研究者22人」にも選出されている。 「意識」の科学的記載を求め、麻酔科学や熱化学、確率過程、複雑系などのさまざまな学問を駆使してその実態に迫る。やや「水」についての前置きが長いが、それも内容の理解には必要なもの。「日本国家が積極的に推進すべき科学プロジェクト」の1つである水分子の脳科学には大きな魅力が感じられた。この本を読むだけで、著者の知識の水準の高さがうかがえる。いくつか挙げられていた彼の理論も、いつかは脚光を浴びてほしい2009/07/10

kgbu

1
ライナス・ポーリングが全身麻酔のメカニズムについて予見したことから、麻酔=意識を止めること、として問題を変換して脳科学の主要問題である意識のメカニズムに迫っている。その理論の詳細は別書に譲るが、脳の内部でニューロン以外に水の物性が重要な役割を果たしている可能性についてこの本一冊を費やして説明している。2017/03/10

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