ソクラテスのカフェ

個数:
  • ポイントキャンペーン

ソクラテスのカフェ

  • お取り寄せいたします。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら

  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314007788
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

出版社内容情報

政治家や実業家の汚職、差別や排除、麻薬取引、過激な民族紛争、宗教的な狂信、化学兵器や遺伝子分野での実験への不安。「今、かつてないほどに、われわれには『哲学する』理由がある」――「声を大にして言おう。哲学者の使命は、沈黙することではない。哲学者が役割を果たすのは、自分の殻の中でではない。道端や街頭で、人々の生活に入り込むことによって(略)なのだ。誰かれかまわず話しかけ、問いかける。(略)もし哲学者が何かを教えることができるとすれば、この姿勢だけだ」(本書より)

日曜日のパリ、午前11時。バスチーユ広場のカフェに集まってきた人たちは、哲学者とディスカッションを始める。「哲学カフェ」の生みの親が日常に哲学を取り戻す試みを綴る


【目次】
はじめに
1 ある日曜日、バスチーユ広場で
2 カフェでの哲学
3 街角の哲学者
4 哲学の冒険
5「哲学相談所」
6 相談の現場で
7 相談者たち――人生を癒す哲学
8 グループでの哲学診断
9 真正さについてのセミナー
10 旅へ
訳者あとがき


【著者】マルク・ソーテ(Marc Sautet)
1942年、パリに近いシャンピニーに生まれる。ソルボンヌ大学を卒業後、ナンテール大学の非常勤講師などを経て、90年よりパリ政治学院哲学博士。個人や企業を対象にした「哲学相談所」を開くなど、普通の人々に向けて哲学を語る活動を続けた。1998年逝去。

【翻訳】堀内 ゆかり(ほりうち・ゆかり)
学習院大学外国語教育研究センター教授。学習院大学文学部フランス文学科卒業、同大学院博士前期課程修了。同博士後期課程在籍中にベルギー国立リエージュ大学へ留学。同課程満期退学後は、フリー通訳などを経て、現職。共訳書にバタイユ『アブサン』『時の主人』、訳書にフォレスト『永遠の子ども』(以上、集英社)、コラス『遥かなる航跡』(集英社インターナショナル)ほかがある。

内容説明

ティータイムに哲学を。日曜日のパリ、午前11時―バスチーユ広場にある〈カフェ・デ・ファール〉に集まってきた人たちは、哲学者とディスカッションを始める。「安楽死は必要か」「暴力とは何か」「生に意味はあるのか」。世紀末をむかえる今こそ、占いよりもオカルトよりも、哲学が必要なのだ、とマルク・ソーテは言う。日常の言葉でやさしく語る、新しい哲学の登場。

目次

1 ある日曜日、バスチーユ広場で
2 カフェでの哲学
3 街角の哲学者
4 哲学の冒険
5「哲学相談所」
6 相談の現場で
7 相談者たち―人生を癒す哲学
8 グループでの哲学診断
9 真正さについてのセミナー
10 旅へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

吟遊

6
哲学カフェの元祖、マルク・ソーテによる最初の本。応用しようと思うと実践面では記述が弱いが、こんな風に始めたんだ、とわかる。2016/02/16

さえきかずひこ

2
情熱的な文体と、内容がマッチングしていて頗る面白かった。カフェで哲学する議論が生まれうるのもヨーロッパならでは、日本では考えにくい。後半のキリスト教のオーセンティシティについての思索についても、ほとんどの日本人は関心を持たないだろう。2011/12/30

Kyohei Matsumoto

1
やっと読み終えた。哲学カフェの生みの親、マルクソーテさんのエッセイ。僕がやっている哲学カフェの大きな参考になる。テーマは事前に決めないでやるというのも非常に興味深い。最初の哲学カフェは暴力がテーマになったというのも面白い。後半から哲学相談室の話も出た。問いを投げかけていくことでその人の悩みが次第に明らかになってゆく。けれども意外と何回も来てくれないことで悩むことも。哲学書を1対1で読みあう依頼もあったようだし、哲学を金にしているという強い批判もあったようだ。目立ったから批判されたのだろうな。2024/08/18

ロバーツ

1
パリのバスティーユ広場にあるカフェで開かれる哲学論議。2021/05/30

あゆさわ

1
おしゃれな装丁に、軽く読めそうな薄さ。その外観とは裏腹に思考の過程がつらつらと書かれていて、読んでいて頭が疲れました。すいすい読めるタイプの本ではなかったのですが、普段動かしていない脳の部分をギシギシと無理やり動かしている感じがして読んでいて有益でした。難解な言葉は使用されていません。例えばマイケル・サンデル氏の本が議論の終わりごろまで一貫して対話なのに対して、議論がそこで始まるカフェの情景を思い浮かべながらも著者がどんどん思考の道の中へはいっていくので、読みにくさはあるかもしれません。面白かったです。2015/08/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/110550
  • ご注意事項

最近チェックした商品