出版社内容情報
「沖仲仕の哲学者」の主著、待望の復刊
宗教運動、ナチズム、共産主義、ナショナリズム……。いったい何が人々をそんなにも魅了し、集団行動にのめりこませていくのか? 古今東西の大衆運動の有り様を考察し、それらに共通する特性をあぶりだしながら、運動の発生・拡大のダイナミックスを活写する名著。「沖仲仕の哲学者」と呼ばれたホッファーの主著にして、人文社会諸学の必読文献である。
「今、ホッファーがブーム!!」
新聞にもホッファー特集の記事が出ました。
朝日新聞(3/9)「このブームは、日本人がより直接的で思索的なメッセージを求めているからか」、日本経済新聞(3/9)「地道な生活に根ざした鋭い警句は、不況の時代に生きる現代人の心の支え」、等。
2003年掲載
朝日新聞3/9、日経新聞3/9、北海道新聞8/17
内容説明
宗教運動、ナチズム、共産主義、民族主義運動―いったい何が人々を魅了し、集団行動にのめりこませるのか?沖仲仕の哲学者による社会思想の古典的名著。
目次
第1部 大衆運動の魅力(変化を求める欲望;身代りを求める欲望;大衆運動間の交流)
第2部 潜在的回心者(好ましからざる人びとの社会的役割;貧困者;不適応社;極端な利己主義者;無限の機会に直面している野心家;少数派;退屈している人;罪人)
第3部 共同行動と自己犠牲(序説;自己犠牲を促進させる要因;統一の動因)
第4部 発端から終焉まで(言論人;狂信者;実際的な活動家;大衆運動の良否)
著者等紹介
ホッファー,エリック[ホッファー,エリック][Hoffer,Eric]
1902年、ドイツ系移民の家具師の息子としてニューヨークに生まれる。幼い頃より15歳まで事実上視力がなく、正規の学校教育はまったく受けていない。視力が戻ってからは金鉱や港湾などで働きながら、暇をみつけては読書や思索にふけり、1951年に本書を発表、大反響を呼んだ。その後も、1967年に65歳で引退するまで沖仲仕として働きつづけ、1964年から数年間はカリフォルニア大学バークレー校で講義も行なった。1983年、逝去。アメリカ大統領自由勲章受章
高根正昭[タカネマサアキ]
1931年、東京生まれ。学習院大学政治学科卒業。スタンフォード大学修士、カリフォルニア大学バークレー校博士(社会学)。カリフォルニア州立大学助教授、上智大学教授を歴任。1982年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
白義
rabbitrun
mkt
Roko