文化としての他者 (復刊版)

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  • サイズ B6判/ページ数 438p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314008686
  • NDC分類 934
  • Cコード C0010

出版社内容情報

フェミニズム、ポスト植民地主義、脱構築理論、比較文学――人文科学の諸領域に影響を与えた、スピヴァックの尖鋭的な初期論文集。フェミニズム、ポスト植民地主義、脱構築理論、比較文学――人文科学の諸領域に影響を与えた、スピヴァックの尖鋭的な初期論文集。

第1部
1.刃としての文字=手紙
2.フェミニズム的な読みの発見――ダンテ?イェイツ
3.フェミニズムと批評理論

第2部
4.説明と文化――雑考(マージナリア)
5.解釈の政治学
6.国際的枠組みにおけるフランス・フェミニズム
7.〈価値〉の問題をめぐる雑駁な考察

第3部
8.マハスウェータ・デヴィ作「ドラウパーディ」
9.マハスウェータ・デヴィ作「乳を与える女」
10.副次的なものの文学的表象――第三世界の女性のテクスト

ガヤトリ・C. スピヴァック[ガヤトリ チャクラヴォルティ スピヴァック]
著・文・その他

鈴木 聡[スズキ アキラ]
翻訳

大野雅子[オオノ マサコ]
翻訳

鵜飼信光[ウカイ ノブミツ]
翻訳

片岡 信[カタオカ マコト]
翻訳

内容説明

著者ガヤトリ・スピヴァックは、脱構築思想をマルクス主義と結合し、哲学や文学の問題だけでなく社会批判へと拡大してしまう類まれなラディカリズムによって、いまやアメリカを代表する批評家の一人と注目されている。第三世界出身の女性である著者は、アメリカ社会のなかでは、「異文化」を体現する存在にほかならない。アメリカという「他者」のなかで、この尖鋭な知性は何を考えたのだろうか?著者の本邦初訳である本書には、そうした思考の軌跡が映し出されている。ミクロなレヴェルでは、文学テクストや大学制度を、マクロなレヴェルでは、高度資本主義の世界システムを、本書は「他者」という視点で鋭敏に読み解いてゆく。

目次

1 刃としての文字=手紙
2 フェミニズム的な読みの発見―ダンテ‐イェイツ
3 フェミニズムと批評理論
4 説明と文化―雑考
5 解釈の政治学
6 国際的枠組みにおけるフランス・フェミニズム
7 “価値”の問題をめぐる雑駁な考察
8 マハスウェータ・デヴィ作「ドラウパーディ」
9 マハスウェータ・デヴィ作「乳を与える女」
10 副次的なものの文学的表象―第三世界の女性のテクスト

著者等紹介

鵜飼信光[ウカイノブミツ]
1962年、愛知県に生まれる。東京大学大学院修士課程修了(英文学専攻)。現在、九州大学文学部助教授

大野雅子[オオノマサコ]
1961年、新潟県に生まれる。東京大学大学院修士課程修了(英文学専攻)。現在、帝京大学文学部講師
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K.H.

7
ナイーブな感想。困った。ほとんど理解不能だった。このポストモダンな用語法についていけない。自分の読解力のなさを棚に上げてなんだけど、フェミニズムに本当にこんな用語法が必要なのかな、届けるべき人(サバルタンの女性)に届かない書き方に何の意味があるのかな、という気がする。また、論の何割かは他のフェミニズム理論(特にクリステヴァ)への批判に充てられていて、なんだか往年の左翼運動の内ゲバを連想してしまった。ただ理解できないのは悔しいので、もう少し遡って勉強してからいつか再挑戦したい。2022/09/14

原玉幸子

3
正しく精神分析学と哲学との融合に悩む1990年頃の脱構築の潮流の中、主にマルクスとフェミニズムに言及した(論説と言っていいですが各章の発表先が違うことで)哲学エッセイです。否定的に読むにせよ、肯定的に読むにせよ、マルクスとフロイトは、歴史の文脈の中で矢張り大きな存在だったことが、ひしひしと伝わってきます。(読書時間が充分確保出来ず、難解な箇所は流すというか飛ばしましたが。)著者専門が興味の領域で、世の中を回りくどく難解に解釈したい人には、文学評論の第三部はお薦めです。(◎2020年・夏)2020/07/23

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