出版社内容情報
球団創設、歓喜の御堂筋パレード、低迷の日々……南海ホークスの栄光と挫折の軌跡を追いつつ、球場という空間のあり様や応援という行動の変遷を活写。ファンの視点からの画期的な野球史。貴重な写真多数!
内容説明
球団創設、大阪球場誕生、打倒・読売の日々、歓喜の御堂筋パレード、苦悩と低迷、そして福岡へ…南海ホークスの栄光と挫折の軌跡を追いつつ、スタジアムという空間のあり様や応援という行動の変遷を活写する、ファンの視点からの画期的な野球史。近年の動向を追加取材。貴重な写真多数。
目次
第1章 戦前期のプロ野球と都市開発
第2章 都心の故郷―大阪スタヂアム
第3章 栄光の日々―御堂筋パレード
第4章 応援という行動 ファンという生き方
第5章 パ・リーグ哀歌
第6章 閑古鳥の巣
第7章 二都物語―その後のホークス
補章 そしてソフトバンクへ―さらにその後のホークス
著者等紹介
永井良和[ナガイヨシカズ]
1960年、兵庫県生まれ。関西大学社会学部教授。都市社会学・大衆文化論専攻
橋爪紳也[ハシズメシンヤ]
1960年、大阪市生まれ。大阪府立大学教授/同観光産業戦略研究所長。建築史・都市文化論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ライアン
16
南海を中心としたファンと当時の関西文化、球団創設当時の話とパリーグの文化の話。よくぞここまで調べたな~という感じ。阪神・南海・阪急・近鉄の関西私鉄が近隣住民へのサービスとしてまず窮状を作った、というのがなんか面白かった。2015/03/09
またおやぢ
13
門田博光氏が不惑のホームラン王になった年、僕は高校二年生だった。修学旅行の予定ルートを抜け出し、難波にあった大阪球場の売店で南海ホークスのメガホンとキャップを購入した事を覚えている。社会人となり関西に移り住むも、ホークスは福岡に本拠地を移し、球場の中には住宅展示場が建てられていた。あれから20数年。巨大ショッピングモールの通路には、ここが大阪球場であった事を示すホームベースとピッチャープレートが残り、陽気で元気な大阪人が今日も集う。そんな、在りし日の街の風景や、人々の思い出を封じ込めた宝物箱のような一冊。2016/10/06
たーくん
9
10年以上の積読本。半分くらいで挫折。野球よりは社会文化的な要素が強く、入り込めなかった。注釈が邪魔でもあった。⇒⇒球団創設、歓喜の御堂筋パレード、低迷の日々……南海ホークスの栄光と挫折の軌跡を追いつつ、球場という空間のあり様や応援という行動の変遷を活写。ファンの視点からの画期的な野球史。貴重な写真多数! 2020/02/10
spike
8
初版は2003年、加筆があったとはいえ今となっては50代の私以上の世代しか懐かしいと感じる内容ではないのだが、それでも、在阪パリーグ球団の変遷とか、応援の風景の変遷とか、非常に興味深い。私自身は昔からのベイスターズファンなので、悲哀を味わいまくってきたと自負してたのだが、足元にも及ばなかった。2016/11/12
KF
7
2003年7月第1冊。図書館の本は同年10月の第7刷。 最後の年表を見るとこの時点はまだソフトバンクではなく、ダイエーだった事がわかる。 タイトルは「南海ホークスがあったころ」だが、最終章では福岡時代の記事にならざるを得ない。 発足時点の1938年から福岡移転までをかなり丁寧に書いてある印象。 焦点がバラバラになると悪印象に陥る場合もあるが、西鉄や阪急、近鉄の内容も適切。移転後の大阪球場が辿った日々の記事も「あぁ、行っておけば良かった」と思えた。 多少漢字を仮名から治していない点は気になった。2024/05/29
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