出版社内容情報
明治の終わりの新宿に生まれ、昭和のはじめに22歳で書店を創業。
フォードのロードスターで本を運び、
ギャラリーを併設した店内で
同世代の作家や画家たちと文芸誌をつくった若き日から、
戦後の債権を経て、「身を粉にしての遊び癖」で
”夜の市長”と呼ばれた晩年まで―
見渡すかぎりの原っぱから「めくるめく変貌」を遂げた新宿の地で、
文化を育て、発信しつづけた書店のあるじによる回想記、待望の復刊。
内容説明
明治の終わりの新宿に生まれ、昭和のはじめに21歳で書店を創業。フォードのロードスターで本を運び、ギャラリーを併設した店内で同世代の作家や画家たちと文芸誌をつくった若き日から、戦後の再建を経て、「身を粉にしての遊び癖」で“夜の市長”と呼ばれた晩年まで―「眼くるめく変貌」を遂げた新宿の地で、文化を育て、発信しつづけた書店のあるじによる回想記、待望の復刊。
目次
明治の終わり
大正のはじめ
大正の中ごろ
大正の終わり
因果のはじまり
ほてい屋百貨店進出
紀伊國屋書店開店
画廊のハシリ
若き日の作家群
身を粉にしての遊び癖〔ほか〕
著者等紹介
田辺茂一[タナベモイチ]
紀伊國屋書店創業者、作家。明治38(1905)年、東京・新宿生まれ。慶應義塾高等部卒。昭和2(1927)年、家業の薪炭業を継がず、新宿に書店を開業。文芸・美術にも関心が強く、画廊も経営し、文芸誌「文藝都市」「行動」などを主宰した。戦後は「文藝時代」同人となり、数々の作品を発表。昭和56年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっこ
Timothy
あられ
よこまつ
夢仙人