希望の革命―技術の人間化をめざして (改訂版)

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希望の革命―技術の人間化をめざして (改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314000659
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

完全に機械化され,大量生産と消費に浮身をやつし,計算機に指図される現代社会では,人間自体が機械系の一部と化すとともに,力が,法と秩序が,官僚主義が横行し人間の感情は枯渇してゆく。フロムは問う。こうした情況下で人間の自由はいかにして回復可能かと。本書は,現代社会の病巣を鋭く分析し,人間が主体性を取り戻すための行動を提起する。

内容説明

機械化、大量生産、大量消費…感情を蝕む現代社会の病理を鋭く分析、人間が主体性を取り戻すための「行動提起」の書。

目次

第1章 別れ道
第2章 希望(希望の意味しないもの;希望の逆説と本質;信念;不屈の精神;復活;メシア的希望;希望の挫折)
第3章 私たちは今どこにいるのか、そしてどこへ向っているのか(私たちは今どこにいるのか;紀元二〇〇〇年の非人間化社会の展望;現在の技術社会)
第4章 人間的であるとは何を意味するか(人間性とそのさまざまなあらわれ;人間存在の諸条件;方向づけと献身の枠組への欲求;生存と超生存の欲求;“人間的体験”;価値と規範)
第5章 技術社会の人間化への諸段階(一般的前提;人間主義的計画;心理・精神的再生)
第6章 私たちはそれをなしうるか

著者等紹介

フロム,エーリッヒ[フロム,エーリッヒ][Fromm,Erich]
1900年ドイツ・フランクフルト生まれ。ハイデルベルク、フランクフルト、ミュンヘンなどの大学で学んだのち、ベルリン大学で精神分析学を学ぶ。フランクフルト社会研究所を経て、1933年アメリカに渡り、のちに帰化。イェール、ミシガン、ニューヨークなどの大学で教鞭をとり、さらにメキシコに移住。1980年逝去。フロイト理論にマルクスやヴェーバーを接合して精神分析に社会的視点をもたらし、いわゆる「新フロイト派」の代表的存在とされた

作田啓一[サクタケイイチ]
1922年生まれ。1948年京都大学文学部社会学科卒業。京都大学名誉教授

佐野哲郎[サノテツロウ]
1931年生まれ。1959年京都大学文学部大学院修士課程英語学英米文学専攻修了。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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酒井一途

2
68年初版だから半世紀近く前に執筆された本だけど、未だ解決を見ていない問題。物質的豊かさが幸福に結びつかないことなど技術社会であった当時からわかっていること。現代では超情報化社会となり、人間としての存在の実感はより曖昧になっていく一方だ。/フロムはこの本で抽象的な理想論ばかりでなく、具体的にどうしたら解決に至るかという提案も持ちかけている。非常に面白いんだが、解説は僕の役目じゃないので興味がある人は読んでみてほしい。「希望の革命」ていうタイトルがいいよね。「The Revolution of Hope」だ2012/03/02

W

1
一見、昔と違って「物」に満たされた社会にもかかわらず、我々は幸福になりきれていない。機械化して行く社会(ネクロフィリア)に対し、抗う思想(バイオフィリア)の本。時間に追われ、物が溢れた社会を生きる上で、機械的でなく人間的に生きるとは?何処を目指すべきか?の手がかりになる本2022/10/18

外道丸

0
内容は個々人のあり方として美しく生きる指針になるが、いざ社会変革の問題とされると全体主義につながりそうな拒否感を感じる。陸上の方がよいからと哺乳類も魚類も両生類もみんな陸上で生きるべきだとするような「~べき論」の息苦しさかな。2013/02/17

Jssca1917117

0
私は改定版ではなく以前の版を読んだが想像以上に読みやすかった。ただフロイトなど心理学の話は自分に知識が無いので少し苦労した。内容としては現代の技術社会が私たちを受動的にし、主体性、人間性を失っているといったところか。彼が提起する問題は現代でも解決していないし、さらに地球まで破壊している現状である。どのようにヒト科としての人間性を取り戻すか私たちは答えを出せるのだろうか。また最後に彼が提案する新しい協同的社会は今流行のアソシエーションに近いのだろうか?2022/01/15

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