龍の起源

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龍の起源

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314007269
  • NDC分類 388
  • Cコード C0095

出版社内容情報

雨を降らせ農民を助ける,心やさしい日本の龍。皇帝のシンボルとなった中国の龍。邪悪の象徴,西洋のドラゴン――。なぜ人類は,かくもさまざまな龍をうみだし,神話や伝承の中で語りつたえてきたのか? 世界各地の神話・伝承から,旧石器時代の土器の文様まで,豊富な資料と多数の図版を用いて,龍をうんだ人類の想像力に迫る! 
スリリングな文明史の冒険行。


序   龍とはなにか

第1章 東方の龍
    1 中国の龍
    2 インドのナーガ
    3 東方の龍の特性

第2章 西方の龍

    2 エジプトのウラエウス
    3 イスラエルのレヴィアタン
    4 ギリシアのドラコーン
    5 ヨーロッパのドラゴン
    6 西方の龍の特性

第3章 龍の起源
    1 蛇信仰の発生
    2 蛇信仰の伝播
    3 蛇の抽象化
    4 龍の誕生
    5 龍の伝播
    6 南方の牛と北方の馬
    7 新大陸の龍

第4章 日本の蛇と龍
    1 縄文時代の蛇
    2 弥生時代の蛇と龍
    3 記・紀のなかの蛇と龍 - 八岐大蛇と三輪山の蛇
    4 シンボルとしての蛇と龍
    5 記・紀のなかの蛇と龍 - タツとオカミとミツハ
    6 記・紀以降の蛇と龍
    7 河童と天狗

第5章 龍と宇宙論
    1 龍と水の宇宙論 - 西方世界
    2 龍と水の宇宙論 - 東方世界
    3 闇と光の龍
    4 日本の龍と宇宙論

第6章 われわれの時代と龍
    1 日本の農業と龍
    2 科学技術文明と龍
    3 小川芋銭と河童

内容説明

東方の龍と西方のドラゴンの違いとは何だろうか。なぜかくも多く、古今東西の神話や民話、図像や創作物に龍・ドラゴンは描かれたのか―「龍」を生んだ人類の想像力の深淵に迫る。

目次

第1章 東方の龍
第2章 西方の龍
第3章 龍の起源
第4章 日本の蛇と龍
第5章 龍と宇宙論
第6章 われわれの時代と龍

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Eee

34
龍というのは、世界各地に存在している架空の生き物ですが、とても威厳のある位の高い生物である一方、ずる賢いが、人間には勝てない弱い面も持ち合わせたりと、様々な性格の龍がいるようです。 特に中国では皇帝の象徴として捉えられており、中国=龍のイメージが定着しています。 インドから中国へ仏教が伝わったときに、インドではナーガという蛇(マムシ)だったのが、龍に変化したようで、そのまま日本にも龍が仏教とともに伝来したとのことでした。元々、古代から日本にも蛇信仰があったので、そこと仏教との関係も興味深く読めました!!2014/08/14

bapaksejahtera

15
東西の龍ドラゴンに関し、神話民話に基づき蛇と関連する起源形態性格等様々に包括的に触れる。中東からエジプト欧州中華及び印度は勿論新大陸についても漏れはない。記述は我が国に及び、記紀は無論の事、河童や天狗の民俗譚からその龍との類似性にも論及する。大型の毒蛇の優越するインドや中南米では蛇神話が優勢で龍の出現余地がない。シュメールを始めアーリア人対バビロニアやユダヤ人等セム人の政治的競合の中で龍が克服すべき悪役に固定する。中華では治水政治で重んじられた龍が、仏教で重要視された蛇nagaを取込む。散漫さはあるが良書2023/06/28

Fumitaka

4
文字通り東西に跨って王権に関わる「政治化された蛇」(p. 111)龍の文化の起源を追跡する。ヤマタノオロチが「ヤマト」の大蛇であって、ペルセウス・アンドロメダー型(Princess and dragon)神話であり、さらには「葦原の大蛇」(『朝霧の巫女』第20話)とは洪水の化身であることを踏まえると、夏の禹王の灌漑の神話やメソポタミア神話のティアマトー征伐とかにも似通っているというくだりは、「日本神話(文化)の原型と大陸間に広がる神話の伝播」という、この本全体を貫く主題を表しているように思われる。2022/03/31

yuzi

3
科学社会学、科学技術史や宇宙論史などを研究分野としていた静岡大学の先生(当時)が書いた「龍」に関するお話。古代から現代まで新技術や宗教などがどのように伝播したのかを様々な文献の引用や土器や文書の写真の掲載を通して紹介し、その過程の中で「龍」の存在を追っていく。最終節での痛烈な近現代の科学技術に対する批判には違和感を覚えたが、ご本人の研究分野を知った今ではさもありなんと納得。技術や宗教の伝播に関する部分はかなり興味深かった。全編通して読むと焦点がぼやけるので、気になる章や節だけ読むのがオススメかな。2018/12/01

まりな

0
自分ってあんまり神話のこと知らないんだなと思った。龍ってかっこいいよね。政治化された蛇ってすごい言葉だと思った2016/05/29

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