出版社内容情報
雨を降らせ農民を助ける,心やさしい日本の龍。皇帝のシンボルとなった中国の龍。邪悪の象徴,西洋のドラゴン――。なぜ人類は,かくもさまざまな龍をうみだし,神話や伝承の中で語りつたえてきたのか? 世界各地の神話・伝承から,旧石器時代の土器の文様まで,豊富な資料と多数の図版を用いて,龍をうんだ人類の想像力に迫る!
スリリングな文明史の冒険行。
序 龍とはなにか
第1章 東方の龍
1 中国の龍
2 インドのナーガ
3 東方の龍の特性
第2章 西方の龍
2 エジプトのウラエウス
3 イスラエルのレヴィアタン
4 ギリシアのドラコーン
5 ヨーロッパのドラゴン
6 西方の龍の特性
第3章 龍の起源
1 蛇信仰の発生
2 蛇信仰の伝播
3 蛇の抽象化
4 龍の誕生
5 龍の伝播
6 南方の牛と北方の馬
7 新大陸の龍
第4章 日本の蛇と龍
1 縄文時代の蛇
2 弥生時代の蛇と龍
3 記・紀のなかの蛇と龍 - 八岐大蛇と三輪山の蛇
4 シンボルとしての蛇と龍
5 記・紀のなかの蛇と龍 - タツとオカミとミツハ
6 記・紀以降の蛇と龍
7 河童と天狗
第5章 龍と宇宙論
1 龍と水の宇宙論 - 西方世界
2 龍と水の宇宙論 - 東方世界
3 闇と光の龍
4 日本の龍と宇宙論
第6章 われわれの時代と龍
1 日本の農業と龍
2 科学技術文明と龍
3 小川芋銭と河童
内容説明
東方の龍と西方のドラゴンの違いとは何だろうか。なぜかくも多く、古今東西の神話や民話、図像や創作物に龍・ドラゴンは描かれたのか―「龍」を生んだ人類の想像力の深淵に迫る。
目次
第1章 東方の龍
第2章 西方の龍
第3章 龍の起源
第4章 日本の蛇と龍
第5章 龍と宇宙論
第6章 われわれの時代と龍
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感想・レビュー
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bapaksejahtera
Fumitaka
yuzi
まりな