出版社内容情報
「一般システム思考」は,今までの専門的な固有学問の領域に属さない様々な問題を考える場合にきわめて有効な思考法である。すなわち,ものごとを有機的に関連したものとして,そして何よりも全体的に把握することをめざしている。誰にもわかるように平易に書かれた本書は,学生,教師,研究者,ビジネスマンなどあらゆる人々の思考方法に一大変革をもたらそう。
現代は膨大な量の情報の洪水の中にある、われわれは余りに多くの事を知り過ぎているために、
素朴でとらわれない心で思考し、物事の本質を見極める術を失っている。
専門的な深い知識と教養をもつ現代人が、しかもそれらに支配されない、
自由で、柔軟な洞察や発想をすることができるとすれば、
これに優る力はないであろう。
一般システム思考は、そのような思考の方法への端緒をひらくものであり、
あらゆる分野、あらゆるレベルの人々に向けられたものである。
本書は、この一般システム思考の本質を、できるだけ一般の読者を対象として
説明しようと書かれたものである。
気楽で平易な表現を粧いつつ、その実、綿密で周到な配慮と構成のもとに書かれた本である。・・・
また、このような材料を通じて全く(驚く程)異なる分野の人々が、
同一の言葉と同一の概念で物事の本質を思考し議論することを可能にした。・・・
本書はニューヨーク州立大学での講義に基づいて書かれたものである。
講義の対象は、大学院-学部の”ありとあらゆる”専門からの学生である。・・・
クラスを教えるために、明晰な論理の運びと、ユーモアに溢れる表現とをもってした。
恐らく、彼のクラスは、爆笑につつまれながらも、知らず知らずのうちに
講義の本質に引き込まれていく典型的に人気の高い講義であったことだろう。
訳者あとがき
第1章 問題
感想・レビュー
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けん
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ryouen