一般システム思考入門

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一般システム思考入門

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  • サイズ A5判/ページ数 342p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784314002547
  • NDC分類 401
  • Cコード C3000

出版社内容情報

「一般システム思考」は,今までの専門的な固有学問の領域に属さない様々な問題を考える場合にきわめて有効な思考法である。すなわち,ものごとを有機的に関連したものとして,そして何よりも全体的に把握することをめざしている。誰にもわかるように平易に書かれた本書は,学生,教師,研究者,ビジネスマンなどあらゆる人々の思考方法に一大変革をもたらそう。


現代は膨大な量の情報の洪水の中にある、われわれは余りに多くの事を知り過ぎているために、
素朴でとらわれない心で思考し、物事の本質を見極める術を失っている。
専門的な深い知識と教養をもつ現代人が、しかもそれらに支配されない、
自由で、柔軟な洞察や発想をすることができるとすれば、
これに優る力はないであろう。

一般システム思考は、そのような思考の方法への端緒をひらくものであり、
あらゆる分野、あらゆるレベルの人々に向けられたものである。

本書は、この一般システム思考の本質を、できるだけ一般の読者を対象として
説明しようと書かれたものである。
気楽で平易な表現を粧いつつ、その実、綿密で周到な配慮と構成のもとに書かれた本である。・・・
また、このような材料を通じて全く(驚く程)異なる分野の人々が、
同一の言葉と同一の概念で物事の本質を思考し議論することを可能にした。・・・

本書はニューヨーク州立大学での講義に基づいて書かれたものである。
講義の対象は、大学院-学部の”ありとあらゆる”専門からの学生である。・・・
クラスを教えるために、明晰な論理の運びと、ユーモアに溢れる表現とをもってした。
恐らく、彼のクラスは、爆笑につつまれながらも、知らず知らずのうちに
講義の本質に引き込まれていく典型的に人気の高い講義であったことだろう。
                             訳者あとがき



   第1章 問題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けん

6
衝撃。あらゆる思考はモデリングにすぎないだとか、矛盾をいかにして内含させるかだとかを、いちいち面白いユーモアと共に書いた文学のような科学の本。第4章で泣きそうになった。2010/04/23

iwri

4
タイトル通りの入門書。一般向けに書かれた類書に比べても、内容的にはさほど難しくなく、読みやすい。著者独特の言葉遣いなどがあるが、それほど問題にはならないと思う。システム論的な考え方、視点を押さえるには良い本だと思う。2013/05/24

yoshi41101

3
「科学とは一つの現象を別の表現に還元することによって"説明を加える"ことにある」とか「まとめの法則"何かを学びたいなら、すべてを学ぼうとしてはならない"」などが自分には引っかかった。何か不具合が合ったときに個々の要素に還元して要因を考えたりするが、個々の要素の相互作用なんかは見落としがちであることなどは、なるほどと感じた。2010/03/07

iwtn_

2
システム思考の古典。入門と銘打たれてはいるが、これを入門書とするのはたぶん間違いだと思うし、手にも入りにくい本なので全くオススメはしない。システム思考自体を知りたいのであれば、ドネラ・メドウズ氏の著書を読んだほうが良いと思う。 とはいえ、世界の問題を大きく3つに分け、その中でも日々直面する種類である、多数の要素がお互いに関連し合いながら変化するものに対して、如何に対応するかを一般的に扱っている。メタ思考に関する内容なので、盲を開くところはあるかもしれない。しかしやはり難解な記述でもあると思う。2021/11/19

ryouen

2
神名著2009/03/04

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