虚実亭日乗

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  • サイズ B6判/ページ数 370p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314011006
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

森達也、悶える! 逡巡し、葛藤し、煩悶する日々を私小説風に描き、虚実のあわいから読む者を揺さぶるフェイク・ドキュメンタリー。

森達也、悶える! 活字と映像で独自の世界を構築する森達也が、異文化の境界で、憎悪の連鎖する世界で、異国の女子トイレで、妄想と現実の狭間で、生死の淵で、連載打ち切りに……逡巡し、葛藤し、煩悶する日々を私小説風に描き、フェイク・ドキュメンタリーを活字で試みる意欲作。

人は弱い。欲望に負ける。衝動に負ける。誘惑に負ける。黒星ばかり。白星が先行する人などまずいない。負け越して当たり前だ。ひとつだけ言えること。少なくとも自分は、勝って当たり前のような顔をしている人よりも、負けつづけている人のほうが好きだ。(本文より)

内容説明

異文化の境界で、憎悪の連鎖する世界で、生死の淵で、異国の女子トイレで…逡巡し、葛藤し、煩悶する日々を私小説風に描き、フェイクドキュメンタリーを活字で試みる意欲作。

目次

虚実皮膜に悶える南京
禁煙に悶える南京
善悪の狭間で悶える南京
異文化の境界で悶える南京
業界の片隅で悶える南京
罪と罰の狭間で悶える南京
ホンオフェに悶える南京
生死の淵で悶える南京
主観と客観の隙間で悶える南京
夢と現実の境界で悶える南京
異国の女子トイレで悶える南京
厳罰と寛容の狭間で悶える南京
憎悪の連鎖する世界で悶える南京
アフマディネジャドの謎に悶える南京
正義と悪のパラドックスに悶える南京
連載打ち切りに悶える南京
ハブとイラブーとアフリカマイマイに悶える南京

著者等紹介

森達也[モリタツヤ]
1956年広島県生まれ。テレビ番組制作会社を経て独立。98年ドキュメンタリー映画『A』を公開、ベルリン映画祭などに正式招待され、海外でも高い評価を受ける。2001年映画『A2』を公開し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する。2011年、単行本『A3』(集英社インターナショナル)で講談社ノンフィクション賞を受賞。2012年、共同監督作品『311』を公開。明治大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

23
この著者のいい意味での鈍臭さが全編を貫いていると思う。事務的に言ってしまえばリベラルな左翼的主張(著者は「どこが?」と反論するかもしれないが)が連ねられているのだが、鋭い批判精神に支えられていながらその筆致は華麗なレトリックを駆使したものではなく、どこかとぼけた風情を漂わせながら「虚実」の間をスルスルと抜けていくような、そんな一冊に仕上がっているのだ。技巧を活かしたものとして、つまり意図的にこう書かれたというよりはこの著者の「素」が出ているのだと思う。果肉の部分である批判と、侮れない贅肉の旨味がマッチする2021/05/12

しーふぉ

21
ドキュメンタリー映画の監督のエッセイ。死刑廃止についての持論など。先進国では死刑制度がある方が珍しいらしい。日本では切腹で罪に対し命で贖う文化があったから廃止とならないのかな。2017/02/11

阿部義彦

14
監督兼ライターの森達也さんの日記の形を取ったメタフィクション。元は紀伊國屋書店出版部の無料冊子「スクリプタ」の連載。ここでは主人公の名前は森達也では無く、緑川南京になって、この森達也とほぼ等身の緑川という男が身の回りに起こった事を記録していくという形を取っているが、可也フィクションの部分が混じっており、中南米のマジックリアリズムの様な現実と虚構が地続きになる酩酊感がある中で、死刑、テレビのヤラセ、自転車による事故、海外へのレポ、等を語る、作中にはリンゴ・スターやダリも登場。前衛的な夢の自動書記?2022/12/17

kiho

3
あまり森さんの作品を読んでなかったので、引き込まれた…というか、色んなインパクトを受けました☆本質的な事を気づかせてくれる一方、思いもかけない思考の展開に驚かされたり…「ひっかかる」ことの重要性と、そこからの脱線の面白さ!深い本だと思う。2013/10/27

あきこ

3
作者の日常のひっかかり、を主題にした日常エッセイい集。内容はもちろん森達也全開でした。 日頃、当たり前のように過ごしている毎日に少しの気づきを感じさせる。 マスコミのくだらないことに加熱する報道は、もっと大勢の人に叫んでもらいたいなと思う。 またこの本を読んでラジオを聴いてみようかなという気にもなった。 作者を鋭いけれど時折鈍い、と称した話、なんだかうなづけて面白かった。そのギャップも魅力の一つです。2013/03/04

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