砂浜

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  • サイズ B6判/ページ数 152p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784314009638
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

テレビCM、映画、ゲームソフト、経済入門、教育番組……常に新しいジャンルに挑戦し、独自の世界を創造してきた表現者が長年温めてきた、初めての物語集。

朝日新聞7/18書評欄<著者に会いたい>に佐藤雅彦氏が登場。「僕の原点です。それがあるから生きていけるという至福の時間が流れていた世界。それを若い人たちに伝えたかった」と自ら語っています。


★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店ロフト名古屋店・上田寛治
ページをめくる毎に子供の頃の記憶が蘇ります。何事にも夢中だったあの頃。読み終わったら清々しい気分になれます!

★岩井俊雄さん(メディアアーティスト)「私のおすすめ」(「i feel」出版部50周年記念号より)★
「 連載当時、この『砂浜』を、僕はうかつにも別人が書いたものだと思い込んでいた。海辺の小さな村を舞台にした小説、まったくテイストの違う挿絵。佐藤という苗字は多いから、同姓同名の小説家もいるんだろう……まさかね、なんて思っていた。しかし『砂浜』は、まぎれもなくあの佐藤雅彦さんの作品だったのである。それを知った時の驚きとめまい。ああ、いったいこの人はどれだけたくさんの引き出しを持っているのだろう?――かつて『佐藤雅彦全仕事』という本を見たときも、僕が以前から気になっていたCMや漫画が全部同一人物の仕事だったことを知って本当に驚いた。そしてこの『砂浜』も。佐藤さんは映画や音楽、テレビゲーム、幼児番組など、どんなメディア、どんな表現方法に対しても、数式を解くようにこれまで誰も見つけられなかった美しい「解」を見つけてしまう。その驚くべき才人が今度は小説を書いた。でもなにより僕が一番嫉妬するのは、その佐藤さんがこんなに豊かで美しい「砂浜」で育った少年だったことだ。『砂浜』には佐藤さんが最も大切にしてきたであろう少年の日々が、プリズムの中できらめく光のように閉じ込められていたのである。その光のまぶしさに、僕はもう一度めまいを感じた。」


2004年掲載
朝日新聞7/18、信濃毎日新聞他8/8(共同通信)、週刊SPA8/24号、伊豆日日新聞9/9、ダ・ヴィンチ9月号、商工会12月号

内容説明

「水面に目を落とすと水がどこまでも透き通っていて、岩がごつごつしているのとか、砂地だったりする海底がゆらゆらと見え、その深さにいつも息をのんだ。」―美しい浜辺と、山々に囲まれた、神様の掌にそっと乗せられたようなその村で、日々を生き生きと過ごす少年たちの、海と夏の小さな物語。

著者等紹介

佐藤雅彦[サトウマサヒコ]
1954年、静岡県生まれ。東京大学教育学部卒。慶応義塾大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

81
現実には、水が怖くてプールも川も海も近づけない私ですが、海のあるところで育って青春時代を送ると言う暮らしにものすごく憧れもある。海辺の町全体が家族のような・・・。どこまで行っても自分の庭のような。海の底の神秘さと恐ろしさ。そんな中で小麦色になるまで友と過ごすのは、心を日光消毒したような感じかもしれない。海の無い埼玉で育った私には、この物語に出てくるすべての景色が羨ましい世界だ。最近の子供たちはどうなのだろう。海辺で生活していてもこんな子供らしい時間を過ごしているのだろうか。昔はよかったということかなぁ。2013/05/06

エンリケ

32
漁村の夏休み。子供達はひたすら海で遊ぶ。同じ様な平凡な日々。でも子供達にとっては毎日が新鮮だ。この本にはそんな眩しい日々が一杯詰まっている。こんな気持ちで暮らす事を僕は忘れて久しい。あのキラキラは夏にしか感じられない高陽感。今は唯暑いだけの季節だが、たまには少年の頃を思い出して新鮮な気持ちで楽しみを見付けたい。井上陽水の歌そのものの素敵な日々。嘗て日本のどこにでも有った風景。場所は違えど僕達が皆共有する少年時代の夏休みのワクワクは永遠だ。心の奥底に眠っていたトキメキを思い出させてくれた作者に感謝。2015/02/27

sibarin♪

25
佐藤雅彦氏の小説ってどんなんだろうと思い手に取った。そこには、内海に面した小さな漁師村の少年たちの夏が描かれていた。懐かしい時代のゆったりとした時間の流れ方、純粋な少年たちの毎日、生き生きと描かれていて、私はそれを眺めている大人になっていた。彼らは毎日楽しかったんだろうなぁ。2016/09/05

つゆき

13
舞台は夏の海。故郷の思い出をたくさん詰め込んだ短篇集。小学生の時に遊んだ場所や思い出、記憶の引き出しが次々に開いてゆけば、ふとした拍子に原風景が現れる。読んで気持ちが和む作品でした。近くにこんないい海がある場所で少年時代を過ごした著者が羨ましいなと思いました。「遊びは学び」ですね。2010/11/22

MOKIZAN

12
西伊豆の漁村の小学生達の夏休み。長い長い夏休みを遊び暮れてて、なんとも懐かしい気分にさせてもらいました。僕らの世代にはよくある景色だった。何をやったか、今では多くは覚えていないけど、泥を舐め、怪我したところの血を舐めていた、どんなに遊び疲れても、次の日の朝には完全復調していた。その頃僕と付き合ってくれた場所に、同じ景色はとうに無い。今でも当たり前にあって欲しい景色であり、夏の過ごし方だけど、多くの人が懐かしいで終わっちゃうのかな。2015/06/09

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