意識と脳―思考はいかにコード化されるか

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意識と脳―思考はいかにコード化されるか

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  • サイズ B6判/ページ数 469p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314011310
  • NDC分類 141.2
  • Cコード C0040

出版社内容情報

【内容説明】
認知神経科学の世界的研究者が、意識研究の最前線へのガイドツアーに読者を誘う。
膨大な実験をもとに究極の問題に迫る、野心的論考。

私たちの思考、感情、夢はどこからやって来るのか?
――この問いは子どもでも思いつくほど素朴なものだが、意識がどのように生じるかについては、
有史以来何千年も先哲たちを悩ませてきた。

本書は、「意識の研究はもはや思索の域を脱し、その焦点は実験方法の問題へと移行してきた」と言い放ち、
独自の「グローバル・ニューロナル・ワークスペース」理論を打ち立て、
意識の解明を実証すべく邁進する認知神経科学の俊英ドゥアンヌが世に送り出した、野心的な一冊である。

人工知能やヒューマノイドロボットなどが注目されている現在、
それらの研究の礎となる脳の機能および意識の研究も発展が著しく、
同様に熱い視線が集まっている。
そんな世に堂々と斬り込んでゆく、待望の邦訳。

【試し読み】
試し読み(PDF)がご覧いただけます。

□ □ □

この驚嘆すべき本は、昨今私が読んだ意識研究の本のなかでも最高傑作だ。
世界的な科学者スタニスラス・ドゥアンヌは、
意識を探究するための一連の実験を考案してこの分野を革新し、
意識の生物学に向けての直接的なアプローチを初めて築きあげた。
一般読者にまったく新たな知的世界を開示する本書は、まさに力作中の力作だ。
――エリック・カンデル(2000年にノーベル生理学・医学賞を受賞した神経科学者)

□ □ □

【目次】
序 思考の材料
デカルトの挑戦/最後の問題/意識を解明する/見ることと見ないこと/主観を科学に変える/意識的思考のしるし/意識の未来

第1章 意識の実験
意識のさまざまな側面/最小の対比/ライバルイメージ/注意の瞬き/意識的知覚をマスクする/主観の優位

第2章 無意識の深さを測る
無意識の開拓者たち/無意識の作用の基盤/脳の暗い側/意識なしの結合/無意識にチェスをプレイする/声を見る/無意識の意味?/無意識の大論争/無意識の算術/意識の働きなしに概念を結合する/無意識的な注意/見えないコインの価値/無意識の数学/睡眠中の統計処理/識域下のトリック

第3章 意識は何のためにあるのか?
無意識の統計処理、意識のサンプリング/持続する思考/脳のチューリングマシン/社会的な情報共有装置

第4章 意識的思考のしるし
意識のなだれ/意識のなだれはいつ起こるのか/意識は外界に遅れをとる/意識が生じる瞬間を特定する/意識ある脳の点火/意識ある脳の深層/脳のウェブ/ティッピングポイントとその前兆/意識的思考を解読する/幻覚を誘導する/意識を破壊する/思考する物体

第5章 意識を理論化する
意識は広域的な情報共有である/モジュール性を超えて/進化したコミュニケーション・ネットワーク/意識的思考を彫琢する/思考の形状/意識の点火をシミュレートする/多忙な脳/脳のなかのダーウィン/無意識のカタログ/主観的な状態

第6章 究極のテスト
心はいかに失われるのか/皮質ゆえにわれあり/閉じこめられた蝶を解き放つ/意識による新奇性の検出/皮質をピングする/自発的な思考を検知する/臨床介入に向けて

第7章 意識の未来
乳児の意識/動物に意識はあるのか/サルの自己意識/意識は人間に独自のものか/意識の病/機械の意識

索引/原注/参考文献

【著者紹介】
ドゥアンヌ,スタニスラス[ドゥアンヌ,スタニスラス][Dehaene,Stanislas]
1965年生まれの認知神経科学者。コレージュ・ド・フランス教授。数学、心理学を専攻したのち、脳における言語と数の処理の研究へと進み、若くして認知神経科学の世界的な研究者の一人となる。2011年にフランスの最高勲章であるレジオンドヌール勲章(シュヴァリエ)を受章。2014 年度のBrain Prizeほか、脳生理学関係の受賞歴多数。邦訳された著書に『数覚とは何か?――心が数を創り、操る仕組み』(長谷川眞理子・小川哲生訳、早川書房、2010 年)がある。

【訳者紹介】
高橋洋(たかはし・ひろし)
翻訳家。同志社大学文学部文化学科卒(哲学及び倫理学専攻)。訳書にレイン『暴力の解剖学』、ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか』、ニールセン『オープンサイエンス革命』、ブレイスウェイト『魚は痛みを感じるか?』(以上、紀伊國屋書店)、クルツバン『だれもが偽善者になる本当の理由』(柏書房)、ベコフ『動物たちの心の科学』(青土社)ほかがある。

内容説明

「科学者は、いかにしてこの心の要塞に侵入できるのだろうか」―認知神経科学の世界的研究者として数々の受賞歴を誇る俊英が、意識研究の最前線へのガイドツアーに読者を誘う。膨大な実験をもとに究極の問題に迫る、野心的論考。

目次

序 思考の材料
第1章 意識の実験
第2章 無意識の深さを測る
第3章 意識は何のためにあるのか?
第4章 意識的思考のしるし
第5章 意識を理論化する
第6章 究極のテスト
第7章 意識の未来

著者等紹介

ドゥアンヌ,スタニスラス[ドゥアンヌ,スタニスラス] [Dehaene,Stanislas]
1965年生まれの認知神経科学者。コレージュ・ド・フランス教授。数学、心理学を専攻したのち、脳における言語と数の処理の研究へと進み、若くして認知神経科学の世界的な研究者の一人となる。2011年にフランスの最高勲章であるレジオンドヌール勲章(シュヴァリエ)を受章。2014年度のBrain Prizeほか、脳生理学関係の受賞歴多数。フランス国立保健医学研究機構(INSERM)認知神経画像解析研究ユニットのディレクター、フランス科学アカデミーならびにローマ教皇庁科学アカデミーの会員でもある

高橋洋[タカハシヒロシ]
翻訳家。同志社大学文学部文化学科卒(哲学及び倫理学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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seki

24
「意識」とは何かを脳神経科学の視点から解明しようとする一冊。文系の私には、内容の半分も理解していないと思うが、この哲学的命題に対して、終始、実証的に進めようとする展開に好奇心がくすぐられた。印象に残っている点は、まず「無意識」状態でも、脳は様々な処理を行っていること。意識に上るものは一つのことしか対象にできないらしい。それを考えると、脳の無意識における働きは重要である。もう一点は、これまでの脳科学の進歩により、脳に支障をきたした人間の治療への可能性が開けてきたこと。この分野はまだまだ進歩がありそうだ。2019/11/09

りょうみや

12
数々の実験とニューラルネットのシミュレーションによって無意識と意識の境界が明確にされていく。著者の仮説は「意識は脳全体の情報共有」というもので、脳の各部位の役割は特化されているが、意識は人が一片の情報に注意を向けたときに、脳の長距離神経ネットワークによる一斉伝達システムのなかでそれを活性化したまま保てる進化した装置というもの。脳の活動でも無意識と意識の間では相転移(水-氷のような不連続な変化)が見られるというのはおもしろい。理論のところを重点的に読み、実験の詳細なところは摘み読みした。また読み返したい。2017/01/19

やいっち

9
最新の脳科学の現状の一端でも知りたくて手に取った。意識と無意識の差を実験的に見極め、患者の脳の状態の差異を脳の部位を直接測定することで調べることができるとか。従来、植物状態の人と治療を見放された人でも、臨床検査で最小意識状態と診断されることも。「自動的な脳診断プログラムを用いれば、行動や態度として表に現れるはるか以前から、意識の兆候を検知できる。今や理論に基づく意識のしるしの診断は、熟練した臨床医師より鋭敏になったのだ」!脳波を検知して操るロボットスーツも、こうした脳科学の成果の一端なのだろう。2015/11/12

roughfractus02

7
意識をグローバルな情報共有と捉える著者は、その本質、脳の同期活動からの発生、その特有のしるしに関して問いを提起し、覚醒状態、注意、コンシャスアクセスの3段階に分けて情報を選別し思考上に持ち出す最後の項目から本書を始める。無意識まで届く情報(扁桃体まで)が意識まで濾過される例から1000億のニューロンの脳に「類似する」情報要約メカニズムとされる意識がベイズ確率で作動する意志決定ルールに従うという点が面白い。コッホはしるしと相関事象の区別から、チャーマーズのクオリア問題は直観を鍛える技術の発達から批判される。2017/03/26

6ちゃん

7
現代の意識に関する研究について、認知科学的見地から歴史的経緯まで含めて全方位的に解説した良書。意識に関して一般人に対してこれほど丁寧に詳しく伝えてくれる本はないのではないか。 様々な研究結果の記述はそれだけで十分面白いが、その結果から著者が意識に関する推論を記述した最後の章は衝撃的で鳥肌の立つほどの面白さがある。意識は他の生物でも持ちうるか、機械で再現可能か、意識研究の果てに自由意志は毀損されずに存在しうるか。こういった問題について筆者は研究結果を基礎に推論を展開していく。 多くの人に読んで欲しい。2015/12/16

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