意識と脳―思考はいかにコード化されるか

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  • サイズ B6判/ページ数 469p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314011310
  • NDC分類 141.2
  • Cコード C0040

内容説明

「科学者は、いかにしてこの心の要塞に侵入できるのだろうか」―認知神経科学の世界的研究者として数々の受賞歴を誇る俊英が、意識研究の最前線へのガイドツアーに読者を誘う。膨大な実験をもとに究極の問題に迫る、野心的論考。

目次

序 思考の材料
第1章 意識の実験
第2章 無意識の深さを測る
第3章 意識は何のためにあるのか?
第4章 意識的思考のしるし
第5章 意識を理論化する
第6章 究極のテスト
第7章 意識の未来

著者紹介

ドゥアンヌ,スタニスラス[ドゥアンヌ,スタニスラス] [Dehaene,Stanislas]
1965年生まれの認知神経科学者。コレージュ・ド・フランス教授。数学、心理学を専攻したのち、脳における言語と数の処理の研究へと進み、若くして認知神経科学の世界的な研究者の一人となる。2011年にフランスの最高勲章であるレジオンドヌール勲章(シュヴァリエ)を受章。2014年度のBrain Prizeほか、脳生理学関係の受賞歴多数。フランス国立保健医学研究機構(INSERM)認知神経画像解析研究ユニットのディレクター、フランス科学アカデミーならびにローマ教皇庁科学アカデミーの会員でもある

高橋洋[タカハシヒロシ]
翻訳家。同志社大学文学部文化学科卒(哲学及び倫理学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

【内容説明】
認知神経科学の世界的研究者が、意識研究の最前線へのガイドツアーに読者を誘う。
膨大な実験をもとに究極の問題に迫る、野心的論考。

私たちの思考、感情、夢はどこからやって来るのか?
――この問いは子どもでも思いつくほど素朴なものだが、意識がどのように生じるかについては、
有史以来何千年も先哲たちを悩ませてきた。

本書は、「意識の研究はもはや思索の域を脱し、その焦点は実験方法の問題へと移行してきた」と言い放ち、
独自の「グローバル・ニューロナル・ワークスペース」理論を打ち立て、
意識の解明を実証すべく邁進する認知神経科学の俊英ドゥアンヌが世に送り出した、野心的な一冊である。

人工知能やヒューマノイドロボットなどが注目されている現在、
それらの研究の礎となる脳の機能および意識の研究も発展が著しく、
同様に熱い視線が集まっている。
そんな世に堂々と斬り込んでゆく、待望の邦訳。

【試し読み】
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□ □ □

この驚嘆すべき本は、昨今私が読んだ意識研究の本のなかでも最高傑作だ。
世界的な科学者スタニスラス・ドゥアンヌは、
意識を探究するための一連の実験を考案してこの分野を革新し、
意識の生物学に向けての直接的なアプローチを初めて築きあげた。
一般読者にまったく新たな知的世界を開示する本書は、まさに力作中の力作だ。
――エリック・カンデル(2000年にノーベル生理学・医学賞を受賞した神経科学者)

□ □ □

【目次】
序 思考の材料
デカルトの挑戦/最後の問題/意識を解明する/見ることと見ないこと/主観を科学に変える/意識的思考のしるし/意識の未来

第1章 意識の実験
意識のさまざまな側面/最小の対比/ライバルイメージ/注意の瞬き/意識的知覚をマスクする/主観の優位

第2章 無意識の深さを測る
無意識の開拓者たち/無意識の作用の基盤/脳の暗い側/意識なしの結合/無意識にチェスをプレイする/声を見る/無意識の意味?/無意識の大論争/無意識の算術/意識の働きなしに概念を結合する/無意識的な注意/見えないコインの価値/無意識の数学/睡眠中の統計処理/識域下のトリック

第3章 意識は何のためにあるのか?
無意識の統計処理、意識のサンプリング/持続する思考/脳のチューリングマシン/社会的な情報共有装置

第4章 意識的思考のしるし
意識のなだれ/意識のなだれはいつ起こるのか/意識は外界に遅れをとる/意識が生じる瞬間を特定する/意識ある脳の点火/意識ある脳の深層/脳のウェブ/ティッピングポイントとその前兆/意識的思考を解読する/幻覚を誘導する/意識を破壊する/思考する物体

第5章 意識を理論化する
意識は広域的な情報共有である/モジュール性を超えて/進化したコミュニケーション・ネットワーク/意識的思考を彫琢する/思考の形状/意識の点火をシミュレートする/多忙な脳/脳のなかのダーウィン/無意識のカタログ/主観的な状態

第6章 究極のテスト
心はいかに失われるのか/皮質ゆえにわれあり/閉じこめられた蝶を解き放つ/意識による新奇性の検出/皮質をピングする/自発的な思考を検知する/臨床介入に向けて

第7章 意識の未来
乳児の意識/動物に意識はあるのか/サルの自己意識/意識は人間に独自のものか/意識の病/機械の意識

索引/原注/参考文献

【著者紹介】
ドゥアンヌ,スタニスラス[ドゥアンヌ,スタニスラス][Dehaene,Stanislas]
1965年生まれの認知神経科学者。コレージュ・ド・フランス教授。数学、心理学を専攻したのち、脳における言語と数の処理の研究へと進み、若くして認知神経科学の世界的な研究者の一人となる。2011年にフランスの最高勲章であるレジオンドヌール勲章(シュヴァリエ)を受章。2014 年度のBrain Prizeほか、脳生理学関係の受賞歴多数。邦訳された著書に『数覚とは何か?――心が数を創り、操る仕組み』(長谷川眞理子・小川哲生訳、早川書房、2010 年)がある。

【訳者紹介】
高橋洋(たかはし・ひろし)
翻訳家。同志社大学文学部文化学科卒(哲学及び倫理学専攻)。訳書にレイン『暴力の解剖学』、ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか』、ニールセン『オープンサイエンス革命』、ブレイスウェイト『魚は痛みを感じるか?』(以上、紀伊國屋書店)、クルツバン『だれもが偽善者になる本当の理由』(柏書房)、ベコフ『動物たちの心の科学』(青土社)ほかがある。

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