内容説明
創成期の「議会」を舞台に、明治天皇・伊藤博文・山県有朋・井上毅・谷干城・金子堅太郎・伊東巳代治・松方正義・中江兆民らが織りなす緊張の人間ドラマ。
目次
第1章 幕末人にとっての「議会」(「憲法構想」のなかの「議会」;幕末「洋行帰り」西周の議会論 ほか)
第2章 「議会の時代」が始まる(井上毅の意見;岩倉具視の恐怖)
第3章 国防論争と陸軍の亀裂がおこる(絶対的軍備論;経済的軍備論の登場)
第4章 帝国議会前夜(伊藤派と山県派;衆議院と貴族院)
第5章 第一議会の攻防(軍備拡張と減税要求;迫る衆議院・民党、窮地の山県内閣 ほか)
著者等紹介
原田敬一[ハラダケイイチ]
1948年、岡山県生まれ。大阪府豊中市で育つ。1982年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。佛教大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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