正義論 (改訂版)

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正義論 (改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 813p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784314010740
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C1010

出版社内容情報

正義にかなう秩序ある社会の実現にむけて、社会契約説を現代的に再構成しつつ独特の正義構想を結実させたロールズの古典的名著。初版刊行から40年を迎え、《自由、平等、友愛》というフランス革命の理想を現代に生かそうとした同書の意義は、混迷する現代社会のなかで改めて高い評価を受けている。

あらゆる社会は、正義についての約束の上に成り立っている。しかし現代においても、正義の本質について十分明らかにされているとは言えない。本書で、現代リベラリズムの代表的論者であるロールズは、正義とは何かを徹底的に追求、社会契約の伝統的理論を一般化し、功利主義に取って代わりうる正義の構想を明らかにする。1999年の原著改訂版を新訳。

改訂版への序文
序文
第一部 理論
第一章 公正としての正義
 第1節 正義の役割
 第2節 正義の主題
 第3節 正義の理論の中心理念
 第4節 原初状態と正当化
 第5節 古典的功利主義
 第6節 付随する複数の相違点
 第7節 直観主義
 第8節 優先順序の問題
 第9節 道徳理論に関するいくつかの所見
第二章 正義の諸原理
 第10節 諸制度と形式上の正義
 第11節 正義の二原理
 第12節 第二原理の複数の解釈
 第13節 デモクラティックな平等と格差原理
 第14節 公正な機会均等と純粋な手続き上の正義
 第15節 予期の基礎としての社会的基本財
 第16節 関連する社会的地位
 第17節 平等を求める傾向
 第18節 個人に関する原理―公正の原理
 第19節 個人に関する原理―自然本性的な義務
第三章 原初状態
 第20節 正義の諸構想の擁護論の性質
 第21節 複数の選択候補の提示
 第22節 正義の情況
 第23節 正の概念の形式的諸制約
 第24節 無知のヴェール
 第25節 当事者たちの合理性
 第26節 正義の二原理にいたる推論
 第27節 平均効用原理にいたる推論
 第28節 平均原理にまつわるいくつかの難点
 第29節 正義の二原理を支持するいくつかの主要根拠
 第30節 古典的功利主義、不偏性、そして厚意
第二部 諸制度
第四章 平等な自由
 第31節 四段階の系列
 第32節 自由の概念
 第33節 良心の自由の平等
 第34節 寛容および共通の利益
 第35節 不寛容派に対する寛容
 第36節 政治的正義と憲法
 第37節 参加原理に対する諸制限
 第38節 法の支配
 第39節 自由の優先権の定義
 第40節 <公正としての正義>に関するカント的解釈
第五章 分配上の取り分
 第41節 政治経済学における正義の概念
 第42節 経済システムに関する若干の所見
 第43節 分配的正義の後ろ盾となる諸制度
 第44節 世代間の正義の問題
 第45節 時間選好
 第46節 優先権に関する追加的なケース
 第47節 正義の諸指針
 第48節 正統な予期と道徳上の功績
 第49節 混成構想との比較
 第50節 卓越性原理
第六章 義務と責務
 第51節 自然本性的な義務の原理の擁護論
 第52節 公正の原理の擁護論
 第53節 正義にもとる法を遵守する義務
 第54節 多数決ルールの位置づけ
 第55節 市民的不服従の定義
 第56節 良心的拒否の定義
 第57節 市民的不服従の正当化
 第58節 良心的拒否の正当化
 第59節 市民的不服従の役割
第三部 諸目的
第七章 合理性としての善さ
 第60節 善の理論の必要性
 第61節 いっそう単純な事例に即した善の定義
 第62節 意味に関する覚え書き
 第63節 人生計画に即した善の定義
 第64節 熟慮に基づく合理性
 第65節 アリストテレス的原理
 第66節 善の定義を人びとに適用する
 第67節 自尊、卓越および恥辱
 第68節 正と善との間のいくつかの相違点    
第八章 正義感覚
 第69節 秩序だった社会という概念
 第70節 権威の道徳性
 第71節 連合体の道徳性
 第72節 原理の道徳性
 第73節 道徳的情操の特徴
 第74節 道徳的態度と自然本性的態度との結びつき
 第75節 道徳心理学の原理
 第76節 相対的安定性の問題
 第77節 平等の基礎
第九章 正義の善
 第78節 自律と客観性
 第79節 社会連合という理念
 第80節 嫉みの問題
 第81節 嫉みと平等
 第82節 自由の優先権の諸根拠
 第83節 幸福と有力な人生目的
 第84節 選択の一方法としての快楽主義
 第85節 自我の統一性
 第86節 正義感覚の善
 第87節 正当化に関する結語
訳者あとがき-『正義論』の宇宙、探訪
対照表
事項索引
人名索引

【編集者からのコメント】
本書は、1971年に刊行された『正義論』(旧邦訳は同書のドイツ語訳にあたって作成された修正リストをもとに1979年、紀伊國屋書店から刊行、現在品切れ中)の改訂版(1999年刊)を新たに訳出したものです。三部九章87節の構成は初版と変わりませんが、初版刊行後ロールズに寄せられた批判、指摘をもとに「自由(の優先権)」「基本財」の説明などに訂正が施されました。改訂版翻訳にあたっては、多くの〔訳注〕をつけ読者の「読みやすさ」を考慮するとともに、原注の引用文献の翻訳版刊行情報を充実させ、また事項索引、人名索引を付し、ロールズ研究の便を図っています。

【著者紹介】
ジョン・ロールズ (John Rawls)1921-2002
アメリカの倫理学者。元ハーヴァード大学教授。
1950年プリンストン大学で「倫理の知の諸根拠に関する研究」で博士号取得。コーネル大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)を経て、1962年ハーヴァード大学哲学部教授に就任、哲学科主任を経て、1991年より名誉教授。
1971年に『正義論』を発表。本書は大きな反響を呼び、ドイツ語、フランス語、スペイン語、コリア語、中国語など世界各国で翻訳された。
ほかの著書として、『政治的リベラリズム』(1993)、『万民の法』(1999)(中山竜一訳、岩波書店、2006)がある。
また1950年から60年代の主要論文を集めたものに『公正としての正義』(田中成明編訳、木鐸社、1979)、ハーヴァード大学での講義配布資料を補正した『ロールズ哲学史講義』(講義録2000)(ハーマン編、坂部恵監訳、
みすず書房、2005)、『公正としての正義 再説』(2001)(ケリー編、田中成明ほか訳、岩波書店、2004)がある。

【訳者紹介】
川本隆史
1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(倫理学専攻)修了。博士 (文学)。
東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は社会倫理学。
著書に『現代倫理学の冒険』(創文社、1995)、『ロールズ:正義の原理』(講談社、1997)、『共生から』(岩波書店、2008)、訳書(共訳)にアマルティア・セン『合理的な愚か者』(勁草書房、1989)、マイケル・ウォルツァー『解釈としての社会批判』(風行社、1996)ほかがある。

福間 聡
1973年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻)修了。博士(文学)。
東京大学大学院人文社会系研究科グローバルCOE 特任研究員。専攻は社会哲学。
著書に『ロールズのカント的構成主義 ――理由の倫理学』(勁草書房、2007、第55回日本倫理学会和辻賞受賞)、共著に『経済倫理のフロンティア』(ナカニシヤ出版、2007)ほかがある。

神島裕子
1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程(国際社会科学専攻)修了。博士(学術)。
中央大学商学部助教。専攻は政治哲学、国際倫理学。
著書(共著)に『ポスト・リベラリズムの対抗軸』(ナカニシヤ出版、2007)、訳書(共訳)にピーター・シンガー『グローバリゼーションの倫理学』(昭和堂、2005)ほかがある。

内容説明

ロック、ルソー、カントに代表される社会契約の伝統的理論を受け継ぎ、功利主義の「最大多数の最大幸福」に取って代わる、著書が構想した“公正としての正義”とは…20世紀の名著、待望の新訳。

目次

第1部 理論(公正としての正義;正義の諸原理;原初状態)
第2部 諸制度(平等な自由;分配上の取り分;義務と責務)
第3部 諸目的(合理性としての善さ;正義感覚;正義の善)

著者等紹介

ロールズ,ジョン[ロールズ,ジョン][Rawls,John]
1921年アメリカ、メリーランド州生まれ。元・ハーヴァード大学教授。倫理学者。1950年プリンストン大学で「倫理の知の諸根拠に関する研究」で博士号取得。コーネル大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)を経て、1962年ハーヴァード大学哲学部教授に就任、哲学科主任を経て、1991年より名誉教授。1971年に『正議論』を発表。大きな反響を呼び、ドイツ語、フランス語、スペイン語、コリア語、中国語など世界各国で翻訳された。2002年歿

川本隆史[カワモトタカシ]
1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(倫理学専攻)修了。博士(文学)。東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は社会倫理学

福間聡[フクマサトシ]
1973年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻)修了。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科グローバルCOE特任研究員。専攻は社会哲学

神島裕子[カミシマユウコ]
1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程(国際社会科学専攻)修了。博士(学術)。中央大学商学部助教。専攻は政治哲学、国際倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ころこ

43
「正義の二原理」とは第一原理が個人の自由や権利についてであり、第二原理が経済的利益についてである。「無知のヴェール」とは、全体における最善の結果や平均値を目指すのではなく、最悪の結果の最善を選択するというマクシミン・ルールのことであり、要するに機会の平等は確保せよと読めます。この本がサンデルに負けてしまっているのは本の分厚さと語り口にあり、文字通り正しさがより受け入れられるという訳ではないということなのでしょうか。とはいえ、簡単に切って捨てられる本ではないので、今後も折に触れて参照していくことになります。2022/06/29

やまやま

16
社会契約論という概念を中高の教育で社会の発展として学び、功利主義は現世的で大衆的なものとされていたのを思い返しました。もちろん哲学は実生活(上の現象)と直接関係のないものでしょうが、本書は政治経済学の書でもあり、また行動学の書でもあり、その中で社会契約の価値を熱心に説いている点を学生の頃の視点とは違って受け止めました。ノージックへの謝辞を読んで、福祉国家の財産再分配より財産所有のデモクラシーが大事というのは、ノージックを対の立場に置いている人もいらっしゃると思いますが、両者に通底するところを感じます。2022/07/16

イボンヌ

15
非常に重い本でした。 「公正ときての正義」や「無知のベール」などがキーワードなのでしょうが、私には難しい。2017/07/14

hitotoseno

12
いわゆる大陸哲学をかじっている人間としては本書を読んでいるとある一人のドイツ人が浮かんでくる。ロールズは直観主義は退けているが直観自体は退けていない(そうしないと功利主義に太刀打ちできないから)。この直観自体は擁護する姿勢を彼はポアンカレに学んだとしている。ポアンカレと言えばミレニアム問題の提出者ではあるが、数学史的には直観主義の先鞭をつけた人として知られており、人文関係からもちょくちょく言及されることが多い。彼の直観主義を間接的に受け継いだヘルマン・ワイルの師匠が、エトムント・フッサールなのだ。2017/04/30

Takaaki Sasaki

12
名著とは言え、700ページ以上もある本書を読むのは正直きつかった。内容はいまいち良く分からない。ただ、解説でロールズが第二次世界大戦で占有を亡くしたこと、原爆投下後の広島を訪れたことが哲学者になったきっかけであることを知り、なぜロールズがこの本を書かなければいけなかったかがおぼろげながら理解できた。再読はなかなか難しい本だが、もう一度読んでもう少し理解できるようにしたい。2016/06/24

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