出版社内容情報
人はなぜ〈悪女〉をつくりたがるのか? 〈悪女〉というのに,悪男とはなぜ言われないのか?
新進気鋭の国文学者である著者は,中世における悪女伝説を取り上げ,悪女が作りあげられていく過程をたどってゆく。そこには,男たちの権力的な眼差しが見え隠れしている。悪女について類型的イメージを抱く現代日本人への果敢な挑戦状!
内容説明
新進気鋭の国文学者田中貴子は、その生成のメカニズムを解き明かすことで〈悪女〉のイメージを解体し、〈悪女〉という負のレッテルの下に閉じ込められてきた女たちのまことの姿を浮き上がらせようとする。本書は、〈悪女〉についての類型的イメージを抱く多くの現代日本人への果敢な挑戦状でもあるのだ。
目次
1 帝という名の〈悪女〉―称徳天皇と道鏡
2 鬼にとりつかれた〈悪女〉―染殿后と位争い
3 竜蛇となった〈悪女〉―『道成寺縁起絵巻』から『華厳縁起絵巻』へ



