シートン動物誌〈２〉オオカミの騎士道

シートン，アーネスト・トンプソン【著】〈Ｓｅｔｏｎ，Ｅｒｎｅｓｔ Ｔｈｏｍｐｓｏｎ〉/今泉 吉晴【監訳】

紀伊國屋書店（1997/11発売）

• サイズ A5判／ページ数 440p／高さ 22cm
• 商品コード 9784314007528
• NDC分類 480
• Cコード C0340

出版社内容情報

生動物の殺戮が頻発するなか，アメリカ大陸の野生の「最後の目撃者」として，動物たちののびやかなくらしぶりを記録。2巻はオオカミ，コヨーテなどのイヌの仲間を主に扱う。「騎士道精神をわかりやすい角度からみると，性的欲求なしに男が女に示す思いやりと定義できる。この見方からすればオオカミのあいだにも騎士道精神はある，といってよい」（本書より）

第３５回　日本翻訳出版文化賞
第３３回　造本装幀コンクール展　審査委員会奨励賞

内容説明

野生動物はこんなにも人間に友好的だったのか。フロンティアの消滅…野生動物の殺戮が頻発するなか、アメリカ大陸の野生の「最後の目撃者」として、動物たちののびやかなくらしぶりを記録する。

目次

第６章　ボブキャット
第７章　オオカミ
第８章　ホッキョクオオカミ
第９章　コヨーテ
第１０章　サバクコヨーテ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[カネコ]

○

2013/03/03

[ともゑ]

2巻は前巻のネコ科の続きのボブキャットからイヌ科のオオカミとコヨーテについて。メインはオオカミ。オオカミは紳士だった。コヨーテは家畜を襲ったりして犬より凶暴なイメージがあったけどそれは偏見に基づく差別なのかもしれない。動物達の本当の姿を人間はどれだけ知っているのか。我々人間は動物や自然に対して思い上がっていないだろうか？と考えさせられた。

2016/01/02

[yukiko]

動物達へ熱心な観察の視線を注ぐ、人間達の様子も生き生き感じられるように書かれている。その距離感がすごくいい。足音や呼吸音まで聞こえてきそう

2010/01/24

[千秋けん]

狼の生態を知りたくて読んでみた。狼の観察記録もよく記されていて、人間側の描写もリアルだった。「狼王ロボ」の絵本を先に見つけ、この本を読んでみた。他の狼の記録も載っている。

2012/01/03