ジュリスト ジュリスト2019年1月号

著者名：有斐閣【編集】

有斐閣（2019/01発売）

内容説明

特集では，消費者契約法の2016年改正と2018年改正を横断的に総括します。冒頭の座談会と3本の論文を通して，個々の規定の解釈の提示にとどまらず，これらの改正の意義を評価したうえで，今後の課題を検討します。さらに，立案過程を経て認識された課題や規制のあり方にも言及し，今後の消費者法制のあり方を展望します。
また，弁護士倫理をテーマにした1年間の新連載がスタート。弁護士職務基本規定の改正の動きもあるなか，より重要性を増すこれからの弁護士倫理のあり方を考えます。

目次

【特集】消費者契約法改正
◇［座談会］消費者契約法の改正と課題●山本敬三●沖野眞已●河上正二●長谷川雅巳●山本健司
◇総則規定の問題点と課題●後藤巻則
◇消費者契約法の改正と消費者取消権●丸山絵美子
◇不当条項規制をめぐる改正と今後の課題――「平均的損害の額」の立証責任と不当条項の類型の追加を中心に●宮下修一
［裁判官に聴く訴訟実務のバイタルポイント］〔第13回〕労働訴訟(1)●門口正人●江原健志●西村康一郎
［会社法判例速報］●弥永真生
［労働判例速報］●森戸英幸
［独禁法事例速報］●池田毅
［知財判例速報］●小泉直樹
［租税判例速報］●川端康之
［新連載／新時代の弁護士倫理］〔第1回〕弁護士のプロフェッション性をめぐって●高中正彦●石田京子●市川充
［連載／働き手・働き方の多様化と労働法］〔第10回〕外国人雇用――職場における言語・宗教の多様化と労働法の課題●河野奈月
［連載／知的財産法とビジネスの種］〔第15回〕オープンイノベーション時代の知財・法務の考え方●鮫島正洋
［最高裁大法廷時の判例］〔民事〕最大決平成30・10・17●森英明●三宅知三郎
［最高裁時の判例］〔民事〕最三小決平成29・12・19●松本展幸／最一小判平成29・12・21●家原尚秀
［経済法判例研究会］自動車用ランプ受注調整事件――公取委審判審決平成30・5・30●萩原浩太
［商事判例研究］大阪地判平成29・8・9●田中亘／東京地判平成29・9・27●潘阿憲／東京地判平成29・7・27●前田健
［労働判例研究］山陽測器事件――広島地判平成30・2・27●両角道代／川越労基署長（C工務店）事件――大阪高判平成29・5・26●小西康之
［租税判例研究］大阪高判平成29・9・28●阿部雪子
［渉外判例研究］知財高判平成28・6・22●加藤紫帆