てんとう虫コミックススペシャル ロケットけんちゃん（３）

著者名：藤子・Ｆ・不二雄【著】

小学館（2021/12発売）

• ISBN：9784091435149

内容説明

成長するSFヒーロー、シリーズ完結編！

『小学三年生』編をまとめた最終巻代3巻は、読み応え十分の中編を5本（2巻から続く「ロケット隊員」を含む）収録！　ますますスケールアップする敵から地球を守るために戦う初期少年ヒーローの名作を最後まで堪能して下さい！　（解説／すがやみつる）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[白い駄洒落王]

「引力を消す薬」（題名がちょっとアレだが）がなかなかジュブナイルSFしていて良好。藤子・F・不二雄の面目躍如です。

2014/02/07

[ぐうぐう]

ついに宇宙戦艦まで登場するに至る『ロケットけんちゃん』。しかし、ダイナミックな展開になっていっても、「まぼろし王国の秘密」のように、どこかおとぎ話のようなムードのエピソードも忘れない辺りが、藤子・Ｆ・不二雄のバランス感覚の良さだろう。それは、どんな展開を用意しても、児童漫画という枠をはみ出すことがないという、藤子・Ｆ・不二雄の自信から来ているのかもしれない。

2014/03/14

[チューリップ]

掲載誌の学年が上がっていく事にシリアスな面が増えてきたりストーリーが長くなっていたシリーズだなという印象。色々事件が起こってもちゃんと解決するから安心して読める。

2023/02/24

[すいれん]

うっかり３巻から借りたけど、どこからでも読める気がする。多分子供ならもっと柔軟に対応できると思う。話も言葉も子供相手なのに子供扱いしてない。理不尽な叱咤とかもある。しっかりSF。王様がのび太に見えた。

2020/04/02

[のらねこ]

たった2日で作れる宇宙戦艦。そして無敵っぷりがすごい(壊れる時も一瞬ですが)。謎科学力を持った敵勢力も諜報戦が上手になってきてて、後から来る敵の方が強くなってくパターンの元祖かもしれない。東京壊滅ということで最強(たぶん)の敵を倒してスッキリと完結。類似作品でかなり慣れてたけど面白かったな。王道か。

2014/02/14