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内容説明
記念すべきデビュー作を完全収録!
初の単行本&唯一の描き下ろし作「UTOPIA 最後の世界大戦」(1953年)が、総2色ページを完全再現してついにお目見え!
そして長らく総本数が不明だった幻の初連載&漫画家デビュー作「天使の玉ちゃん」(1951年)全26本を初収録でカップリングする、ファン必携の超記念巻!
解説/藤子不二雄A。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこしま
24
ビブリアで取り上げられていた、藤子不二雄が初めて単行本にした作品。図書室に置いてあるのを見かけ、借りてみました。表紙の少年こそ、全盛期の藤子不・F・不二雄(1981年)らしくなっていますが、描かれたのが53年ですから、中の描写は師であった手塚治虫に似ているのが感じられます。当時の名義が足塚不二雄、手塚氏にはまだまだ遠く及ばないので足にしたのも頷けます。21世紀を舞台にした、人間とロボットによる最後の大戦。コマ割だけだと解りにくいですが、描写だけでも緊迫感が強く、何を訴えたいのかが解る良作だと思います。2014/07/13
kei-zu
19
まさか、古書市場で100万円を超える伝説の作品を読むことができるとは。 作品の成り立ちについては、関係各書の記述や「まんが道」でも知るところではあったけれど、本書を通して読むと、当時まだ若かった著者の高い理想と前向きな姿勢に居住まいを正される思いがする。 当時の手塚調を目指した展開は気負いが感じられ、まだ稚拙な感はあるが、凍る摩天楼や空を埋め尽くす攻撃機の群などのビジュアルセンスが素晴らしい。 後の藤子センスが、確かにここにある。2022/01/10
ぐうぐう
12
藤子不二雄の初単行本となった『UTOPIA』。現存する単行本が少なく、長らく幻の作品とされ、単行本は300万円の値が付けられるなど、希少価値だけが取り上げられることの多かった作品だが、その真の価値は、もちろん中身にある。作品の誕生から刊行までの詳細は、藤子不二雄Aによる『まんが道』にくわしい。学生時代、宝塚の実家で手塚治虫と初対面した藤子不二雄の二人は、400ページの『来るべき世界』を刊行するために、600ページの没原稿の存在があったことを知る。(つづく)2014/01/26
highig
8
( ^ω^)藤子不二雄のデビュー作と初単行本作品を収録。同じ最初期作品ではあるが、デビュー作の方は小学生新聞掲載の毒にも薬にもならない内容なので、レビューは初単行本作品である『UTOPIA』について書く。冒頭、第三次世界大戦で劣勢のS連邦がA国に向けて氷素爆弾なる新兵器を使用する所から物語が始まるという、如何にも東西冷戦期の七十年前な薄暗いディストピア物だ。これの数年前にはオーウェルの『1984』も発刊されており、おそらく当時の社会に人間性の希薄化を齎す科学至上主義を嫌悪する空気が醸成されていたのだろう。2024/12/08
ホームズ
8
藤子・F・不二雄大全集も一応最終巻。『UTOPIA』は復刻版を持っていいるけどこの全集収録版は復刻版とは少し違った(笑)第4期は2013年初頭ですか~。本棚も気になるな~(笑)2012/09/26
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