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内容説明
幻の2作品を加えた究極の完全版!!
長らく単行本化されなかった「王姫ネフェルティティ」と最終作「ひすい珠の謎」が待望のお目見え! 晴れて正隊員となったユミ子とともに、新デザインのタイムボートで時空を駆けるぼん。二人の成長にもご期待ください! (解説/綿引勝美)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かのこ
39
TPぼん3巻目。ユミ子とのコンビもすっかり板についたぼん。3巻は1、2巻と比べてもより大人向けな内容の印象を受けた。宗教をめぐる争いが多く取り上げられていたり、ローマを支えた“道路”を描く回でのぼんのレポートは表現もかなり高度。大人が読んでも楽しいし、こういうちょっと背伸びしたものを子供の頃に読むってとてもいい事だと思う。成長と共に徐々に、作者が言いたかった事ってこういう事だったのか!これはこういう意味だったのか…という事に気づけた喜びってきっと得難い体験(^○^)子供の頃にTPぼんを読めた人はいいなあ…2017/01/28
いちろく
27
紹介していただいた本。ドラえもんで登場する時は、水戸黄門の印籠やドラゴンボールの様な特別扱いの印象を受けるタイムパトロール(T・P)隊。T・Pの仕事を舞台に主人公のぼんがヒロインと人類の歴史をパトロールする物語。残虐なシーンや数多くの救えない命等、歴史の傍観者として私情を押さえる場面も少なくなく、藤子・F・不二雄さんの作品の中では異色という印象。だからこそ、面白くもある。昔見たアニメは原作からアレンジされていたと20年以上経過した今気がつく。全3巻。2017/02/02
ぐうぐう
12
長らく単行本未収録となっていた連載最後の2話を初収録した全集版『T・Pぼん』3巻。最後の2話が収録されてこなかった理由は、単行本にするには話数が足らなかったからであり、つまりは、藤子・F・不二雄が『T・Pぼん』を描き続けるつもりでいたことを意味している。ところが、作者の死によって叶わぬ夢となってしまうのだが、しかし、未完成であることで、ある意味、『T・Pぼん』は永遠に生き続ける漫画となった。時間テーマを描く作品に、それはとてもふさわしい。2013/07/18
ホームズ
10
未収録の作品が多かったんですね。まあはじめてシリーズを読んだ僕には関係なく面白かった(笑)ほんの少しでも良いからリームに登場してもらいたかったな~。2012/04/04
アメヲトコ
5
東に西に、さまざまな時代を駆け巡った冒険譚もいよいよ最終巻。良質な歴史漫画を読むような出来栄えです。これまで単行本未収録だった2作も収録された完全版ですが、結末らしい結末があるわけではありません。F先生にはあと1作だけ書く構想があったらしいですが、それが幻に終わったことが惜しまれます。2021/11/14