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内容説明
科学とSFを語る名著に未収録増補の完全版
1988年10月『ワンダーライフ』誌創刊号から1年半に渡り、藤子・F・不二雄が科学とSFをじっくりと語りおろした連載「藤子・F・不二雄の異説クラブ入門」をまとめた幻の著書。
1989年に1巻、1991年に第2巻の全2冊で刊行されたものを1冊にまとめ、未収録の2章分を増補した正真正銘の<完全版>です。
未収録の2章(連載4回分)のテーマは、藤子・F・不二雄にとってきわめて重要な、「タイムマシンの秘密」、「ロボットは人間を超えるか」であり、藤子・F・不二雄ファンとしては、見逃せない内容です。
さらにこの本の特徴は、藤子・F・不二雄のSF的好奇心や発想が、さまざまな作品へと展開された実例を、「ドラえもん」はもとより「エスパー魔美」「T・Pぼん」「モジャ公」「SF短編」などから豊富に引用紹介しているところにもあります。
いわば藤子・F・不二雄の創作の秘密ガイドでもあり、全集全体にリンクを張った<藤子・F・不二雄のSFワールド総合案内>でもあります。
これから『藤子・F・不二雄大全集』を購入されるかたにはもちろん、すでに全集を購入されたかたには、その価値を何倍にも高める一冊になるでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白い駄洒落王
22
不思議ネタのエッセイ集のようなもの。残念だが、こういうの興味なくなってきたなぁ。昔ならワクワクできたのだろうけどね。2014/08/17
ぐうぐう
12
全集別巻で、完全版として刊行された『異説クラブ』。本書は刊行当時に読んでいるのだが、まさか未収録の章があるとは思わなかった。当時、この本を読んで驚かされたものだ。幻の動物や異星人、超能力や心霊現象など、藤子・F・不二雄が興味を覚える素材に対し、ひとつひとつ丁寧に検証をしていく姿勢にだ。異説に対する好奇心が盲目な信仰を導くのではなく、データや科学を用いてその異説へのリアリティを検証する。そんな作者の丁寧な姿勢は、そのまま漫画に活かされ、子供漫画だからといって侮れない説得力をもたらせていたのだ。2014/06/04
ソルト佐藤
4
単行本版でもおもったけれど、やはり、F先生の科学解説の絵は分かりやすい。いろんな分野に詳しいF先生。A先生もそうだけれど、この時代の人の学識は、学歴では測れない。註や解説には今日の最新の学説による状況も記載してくれれば良かったの。科学とは常に代わっていくもののなわけで。恐竜とか随分と20年前と変わっているし。2014/09/06
もりけい
3
通説として知られている科学的常識にあえて異説を唱えるという夢のある話です。例をあげれば地底人、恐竜、超能力とかです。ドラえもんの世界はほんと夢があって面白いです。2014/08/12
カタギリ
3
F氏へのインタビューと解説で各章が構成されていて、作品からの引用も多数あって非常に読みやすかったです。特に恐竜・タイムマシン・ロボットの章が面白かったです。とにかく情報量が多くて、たくさん勉強されているのが良くわかります。2014/06/16
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