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内容説明
圧倒的スピード感で迫る”絵物語”の傑作!
「スーパー=キャッティ」と同時期に、同じく久米みのる・文で『たのしい五年生』に連載された高学年向け”絵物語”の傑作2本を完全収録! 流星より速く飛び、戦車より強くなれる「ロケット服」を装着するヒーローたちの勇気溢れる活躍!「海の王子」にも通じる大胆な構図、密度高く書き込まれた背景も圧巻!
(解説/久米カズ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
13
手塚治虫もそうだが、この世代の漫画家達には、自身のキャリアの中に絵物語の作品が存在する。漫画誌には必ず、絵物語が連載されていた、そういう時代なのだ。しかし漫画家達にとって、画だけに専念できる絵物語の仕事は、案外楽しいものだったのかもしれない。『スーパー=キャッティ』や『ロケットけんちゃん』でも組んだ久米みのるの物語を得て描く『ロケット五郎』も、藤子・F・不二雄には楽しい仕事だったに違いない。2014/04/24
チューリップ
6
ロケット五郎とロケット=ボーイの2つの作品が収録。漫画じゃなくて絵物語なのでそれなりの文量があり読み応えはあった。どっちの話もベースは似たような感じだなと思いながら読んでいた。こういう話が昔は流行っていたりしたのかな。少年が主人公だからみんなの安全より自分の家族を気遣ってしまう気持ちは仕方ないよなと理解出来た。2023/04/15
のらねこ
3
こちらは藤子不二雄が挿し絵を担当する作品。パワードスーツを着て戦う主人公は当時かなり新鮮だっただろう。ヒマラヤのリラさんは再登場するかと思ったが機会がなくて残念。春子ちゃんは癒し系の妹。後半の「ロケット=ボーイ」はサンダーバードというか国際救助隊のような位置づけらしい。監督がいい人。ヒロインを含めて女の子はほとんど登場しません。組織で戦う以上、女性隊員というポジションでもない限りレギュラーは難しいか。幼年向けの刊行が続いてたけど、違和感なく楽しかったのです。2014/04/11
山羊男
3
1959~61(昭和34~36)年、『たのしい五年生』に掲載された絵物語(文:久米みのる)。ロケット服に身を包んだ五郎が悪と戦う「ロケット五郎」と、健一らロケット少年団の活躍を描いた「ロケット=ボーイ」。正義の少年ヒーローたちの戦いに胸が躍る。2014/04/04
カタギリ
2
ページの半分以上が挿絵の小説でしょうか。どうやってレイアウトしたのか、様々なサイズの挿絵と文章がうまく組み合ってます。内容は少年版アイアンマンという感じで、今見ると新鮮でなかなか面白かったです。2014/03/26