てんとう虫コミックススペシャル<br> SF・異色短編(1)

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てんとう虫コミックススペシャル
SF・異色短編(1)

  • 著者名:藤子・F・不二雄【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 小学館(2021/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091434722

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内容説明

もう一つのライフワークSF短編の決定版!

児童誌を基盤に活躍していた藤子・F・不二雄が1969年に初めて青年向け漫画誌『ビッグコミック』に発表した「ミノタウロスの皿」。その記念碑的名作を筆頭に、「劇画オバQ」、「ノスタル爺」、「やすらぎの館」など、ビッグコミック連載作品の前半17作を発表順に収録(解説/鏡明)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんらんしゃ🎡

46
★「昭和は遠くなりにけり」のspecial Thanksに「ノスタル爺」とあったので図書館で探した。70年代ビッグコミックに連載されていたと言うから、リアルタイムで読んでた筈なんだけど、どれ一つ覚えが無いなあ。かろうじて「劇画オバQ」のタイトルだけ記憶の隅にある。★いくつかの作品は、疲れた大人に向けての少年時代を悼む挽歌になっている。「ミノタウロスの皿」「定年退食」など真理・哲学・社会問題・既成の価値観へ疑問を投げかける話もある。今読んでも全然古臭くない。2016/11/17

ゆにこ

37
久しぶりに読んだけど面白い。大人向け。2016/04/03

Take@磨穿鉄靴

36
たまにはこんな本(漫画)も。お気に入りの蔵書。漫画とは言え切れ味の鋭い尖ったSF作品。良質な短編がそうであるように見せ方を変えれば長編でも耐えられるアイデアが少ないページ数にギュッと凝縮されている。決して明るくは無いけどどれもインパクトがありストーリーの質は高い。このタッチも好きだけどシャフトあたりがアニメ化してあの空気感で出したらと思うとゾクゾクする。まあ無いだろうけど。★★★★☆2024/01/16

磁石

21
人の世のまこと不可思議なこと、単純明快な観念だけでは到底計りきれない。どれだけ「俺は正しい! お前は間違っている!」と訴えようが変わらない、金と暴力と色気が全ての根底に跋扈している、ソレが醸成した空気に足掻らっても敗れ去るだけ。何とも物悲しくも愉快な、大人の世界……。おかしいことをおかしいと訴えても変わらない、足りないのはソレを修正/形にする/維持してくれる裏方か。……子供と大人は、なんたってこれだけ離れちまったのか。2017/05/08

たくや

20
ドラえもんの印象が強い人だと著者らしくない毒のある作品だと思う人も多いと思うが、Fさんの本質は明らかにSF短編にある。人間の業の深さ。価値観の不確かさ。五里霧中な未来予測に鋭く切り込む。一つ一つ感想を綴りたいところだが、文字数に限りがあるのが憎い。ミノタウロスの皿、定年退食、間引き、ノスタル爺、コロリころげた木の根っこの秀逸さ。登場人物がやたら理屈っぽい長台詞を言う場面が必ずあるが、これは博識だったF先生が降臨しているシーン。4巻まである作品だが、一読の価値ありだ。

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