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内容説明
トキワ荘時代の意欲作初、すべて単行本化!
1950代半ば頃に発表された最初期のSF作品に加え、同時期のミステリー、冒険作品なども収録。第2期の『初期少女・幼年作品』に並び立つ貴重な一冊。古き良き空想科学漫画の香り高い、藤子・F・不二雄SFワールドの源泉を奥深くまで堪能して下さい! 解説/二階堂黎人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
70
手塚治虫の影響をしっかり受けながら、自分の世界を作り上げようとしている藤子・F・不二雄がいる。すべて1950年代の作品であり、多くは月刊誌の別冊付録として描かれたものである。もちろんこの時代、藤子不二雄Aとの共作もあるが、思ったより少ない。科学的な裏付けを持ちつつ、夢いっぱい冒険心いっぱいで優しい世界。絵もだんだんと、手塚治虫のモノマネから、自分の絵になっていく。巻末に、初代ゴジラにイラストを添えたグラフ記事まであって、とても楽しい一冊だった。2024/01/15
ぐうぐう
10
いわゆる『まんが道』時代の藤子SF作品集。二階堂黎人の解説にもくわしいが、週刊誌以前の少年漫画誌は別冊付録の時代だった。短期連載の『海底人間メバル』と、別冊付録の読み切り作品とを見比べると、ページ数がある分、ゆったりとした展開とのびのびとしたストーリーが別冊作品からは窺える。それだけ、当時の漫画家達も、たっぷりと想いを込めて漫画を描けたに違いない。別冊付録作品には、週刊誌時代が到来する前の、独特な時間が流れている。2012/12/27
ホームズ
7
絵の雰囲気が良いな~(笑)初期の絵はやはり『ドラえもん』や『パ-マン』などとは全然違いますね(笑)まだこういった作品があるんでしょうか?第4期の方はどんなラインナップになるのかな(笑)2012/09/17
rakukko
2
50年代の作品なので往年のF絵柄でもないし「海の王子」でもダメだった私には新しさも懐かしさもないのが正直な感想…。話の運び方や画の構図などしっかりしてるし何よりSF、リアルタイムで読んだ子ども達は謎の敵や宇宙への旅に興奮したのだろうか。今読むととても可愛らしい。2013/05/02
TETSUYA
1
さすがに「初期」だけあって、正直あまり面白くなかったです。「異色短編」みたいなのを期待してたんですが… 子どもは喜ぶかも。2016/11/25