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内容説明
まり子の祖父・二木会長の元に一人の青年がやって来た。二木家の別荘の管理人の息子、中堀一夫である。彼はイタリアで修行後、日本でイタリア料理店を開く事になっていた。一夫自身は本格的なイタリア料理を扱いたいのだが、出資者の強い希望でスパゲッティに重点を置かねばならないという。だが、一夫はパスタ料理があまり得意ではない。その話を聞いたまり子は、山岡に相談に乗ってくれるように頼む。そして山岡は一夫の店を訪問するが、そこに海原雄山がやって来た。雄山も山岡と同じく一夫にスパゲッティ料理の助言をするべく、二木会長に依頼されていたのだ。「これは俺たちの出る幕じゃないな」と帰ろうとする山岡に、「まだ私が引き受けた訳じゃない」と引き止める雄山だが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
37
食材に貴賎なんかなくて、人間たちが浅ましく優劣をつけているだけ。昔から下魚と言われ、瑣末に扱われ、顧みられることないイワシ。マグロやヒラメ、タイなどの高価な魚にばかり人々は目を奪われる。イワシの美味しさはそれらに一歩たりとも引けを取らない。「小イワシを7回洗えばタイの味」なんてもっともらしげな言葉をよく聞くけど、イワシはイワシとして、タイはタイとして、それぞれがそれぞれの味わいであるからこそ、美味しい。そんな当たり前のことの何と見えにくいことか。それはともかく、恋心に鈍感な士郎にも、遂に変化が。2014/11/30
たまきら
25
図書館放出本。そうそう、この巻結構好きだったんだよな、と懐かしく読みました。今読み返すと、現在の日本の食文化の多様性に驚かされます。2020/10/24
不自他
12
第11回・スパゲッティ対決を収録。この辺りから結婚前までの二木さんは鬱陶しい。小学生の頃、この回でチェルノブイリを知った。その時は日本で原発事故が起こるなんて思いもしなかった。/大物画家を元気付けるブリ回は粋な名作。/(21巻で山岡さんを気に入った)二木会長が引き抜きを打診。/岡星さんの奥さん・冬美さんが初登場。
アトム
7
スパゲティ、麺の素材を活かす。2013/07/01
読み人知らず
7
このカルボナーラならそりゃ怒るわ、という話。ちゃんと白身は捨てようよ。岡星さんに冬美さんという恋人が生まれ、さらに広がる世界。2010/05/22