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内容説明
ある日曜日、横浜の中華街のマスコミで評判の店を訪れた東西新聞文化部の一行。だが、不遜な接客や、料理そのものに対する不誠実さに山岡は怒りを覚え、店の主人と喧嘩に。偶然居合わせた華僑の大物・周懐徳が審判役となり、どちらが本物の中華を作れるか対決することになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
41
魚の活け締めについて初めて読んだ当時は心底驚いたもの。これだけにとどまらず、世の中で当たり前にまかり通っている様々な事柄の嘘っぱちに気づかされることが多かった。当時よりその悪しき傾向へと偏っているように思われる昨今。多勢の側に容易く与するのではなく、ちゃんと自分のオツムで考え、どう感じ、どこに身を置くか。溢れかえる情報に雁字搦め、思考停止に陥ってしまわぬようありたいもの。それと、無類のサバ好き、ソバ好きにとっては、シリーズ中でも特別な一冊。2014/08/07
不自他
21
後の常連人物は序盤から登場。1巻では京極さん･辰さん･岡星さん･板山社長･栗田祖母。この2巻では周大人･中松警部。『活きた魚』は読んだ当時、目から鱗だった。『幻の魚』は雄山に一泡吹かせる貴重な話。著者が雷門「藪」を取材した際、蕎麦ツユの秘伝が盗まれる危惧を警告したら『どんどんやってもらいたい』と懐の深い返答を頂いたという逸話(出典･著者のエッセイ『美味しんぼ塾』)を、この巻を読む度に思い出す。
konoha
19
ずっと読みたくて、やっと読めました。アニメの時は、ミスター味っ子の方が見てました。どの話も抜群の安定感で、風景や料亭の描写が細かく、楽しめました。山岡さんはかっこよく、栗田さんはかわいいです。勤務地近くに実在した、美味しいお店が出てきて、ビックリしました。2020/11/28
檜村
17
今回も為になる知識が多かった。フランス人にもすだちはいける口なのね。2018/03/01
シーナ@食べ物漫画好き
17
２冊目 この豚バラ煮込みは出来損ないだ食べられないよ！周大人。生簀の縞鯵社長と場の空気を読めない坊や。藪蕎麦の秘伝と中松警部。醤油を一滴。ジェフ包丁修行。ドイツ料理のサビーネさん､初期栗田と並ぶほど可愛いキャラ。黄金鯖と雄山､このあたりの海原先生の豪快さツンデレさがたまらなく好き。双子と双子の結婚の手述べラーメン､日暮里の馬賊が食べたくなるなぁ。2017/11/14
