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内容説明
山岡はジャズ・コンサートの切符が取れず、朝から落ち込んだ様子。しかし副部長がそのコンサートの切符を持っていた。そのチケットと引きかえに、山岡は文化部の面々の昼食をおごることになった。しかしみんなを連れていったのは大衆食堂だった。そこで山岡に納豆と海苔の食べ方がなっていないと注文を付けられた副部長は、怒り出してチケットを渡さないと言い出す始末。その後、二人は食道楽の巨匠・宮里のところへ仕事の依頼へ行くことになったが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
34
人をもてなしたい、喜ばせたいという一心で、四方八方駆けずり回って、支度をする。その心意気こそが、本当のご馳走の意味。人が人を思ってする行為には、いつでも人の心を動かす力がある。お金で容易く得られるものに、浮かれない自分でありたいもの。「本当のご馳走」2014/12/05
再び読書
17
ここでもご馳走はお客をもてなすために走り回る。この思いがこもっていることのありがたさ、これこさご馳走である。この気持ちをぼくも忘れないようにしたい。披露宴ではそれぞれの家庭のお惣菜にこそ真の幸せがあると、傲慢に見える雄山が言い放つところが印象的。また最後の刺身の松皮造り、紙塩の技法に日本人であることに誇りを覚える。余談だが、メゴチがネズミゴチだとさらに外道になってしまいますね。2014/05/02
抹茶モナカ
10
実家のある街の図書館の古本市で入手。断捨離したくて、読み進めた。自分の生活に乱れがあり、狼狽えてしまっていて、漫画くらいは捨てておきたい。2022/09/23
新ひなはる
8
『ご馳走』の本当の意味について考えさせられた。お客をもてなすために、あちこち走り回ること・・・知らなかった!2012/06/04
ユイ
8
荒川さんと田畑さんの結婚披露宴が。ごてごて飾ったコロッケよりジャガイモのみのすっきりしたコロッケが優勝。審査員も見る目ありますね。2010/09/04