ビッグコミックス 美味しんぼ（４５）

著者名：雁屋哲【作】/花咲アキラ【画】

小学館（2013/03発売）

• ISBN：9784091832856

内容説明

結婚の準備を着々と進める山岡とゆう子。だが、新居を探す段になって、ひとつの問題が浮上してきた。山岡が「二人で一緒に暮らすのを週の半分ぐらいにできないか」と言い出したのだ。彼には、どんなに仲の良い友人でも3日も暮らすと、嫌いになる、という困った性癖があったのだ。そのあまりに子供じみた言い分を聞き、ゆう子の母も怒り出してしまう。間にはさまれ、困ったゆう子は…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[めしいらず]

その季節だけ食べられる料理。それを楽しみにしてくれている人を思い、心を尽くして支度し、もてなす。食す側もそのひと時を心から待ちわび、存分喜び味わい尽くす。血の通った店と客の信頼関係があればこそ生まれる、至福。それを目の当たりにし、自分たちの「究極のメニュー」が浅薄なものに思え、取り組む意義に懐疑的な気持ちをぶり返す士郎。最後にいつものような説得力ある回答が得られるけれど、私はそれよりも、その問いかけの着眼点の素晴らしさこそが、このお話の醍醐味だと思っている。シリーズ屈指の名編。「グルメごっこ」

2015/05/18

[再び読書]

挙式までまだ何があるのって感じだが、両家との繋がりが重要な結婚の為には結局両親の合意が必要である。この中で栗田母の強さがなかなか。雄山との栗田の両親との対面がまた印象的だった。蓴菜の採り方も知らなかったので面白かった。コハダの新子の寿司ですっかり究極のメニュー作りに自信を失った士郎を目覚めさせたボウゼの新子の握り、一度食べてみたい。このようなグルメ漫画、特に美味しんぼの料理はなかなか食べられない物が多いのが玉に瑕だ！

2020/03/29

[たまきら]

図書館放出本。これも好きな巻です。ゆうこちゃんのお母さんが、山岡に父親との和解を迫る家族愛が込められています。自分自身父親とは大きな葛藤があるため、結構感情移入して読んだ思い出が。しかし、自分がハモを下ろす羽目になるとは思わなかったなあ…。

2020/10/24

[boo]

和解の料理で、海原雄山が出した料理から伝えた真意。呪われた結婚での、岡星さんの言葉。料理マンガだけど人生について深いなぁ。

2022/09/03

[シーナ@食べ物漫画好き]

45冊目 栗田さんママが激オコ。マッシュルーム色々､ジャンボマッシュルームのグラタン美味そうです。大柱さん雄山と栗田一家を対面させる。内臓の処理と臭み… 家庭じゃあんまり料理しない部位だからなぁ。占い師と勇一の鱧切り。大原社主と蓴菜。勇一のキャビア包み真丈・鮃縁側の万能葱巻き。小肌だけ毎年食べに来る爺さん､小肌シンコの料理法。ほうぜシンコ寿司。

2017/11/17