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内容説明
江戸風の雑煮を取材するべく、火消しの頭を訪ねた山岡とゆう子。ところが雑煮に必要なカマボコの名店がつぶれてしまい、他店では添加剤まみれのカマボコしか入手できない…この現実を知った頭は失意から寝込んでしまう。そこで山岡が手作りで「本当のカマボコ」を作ることになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
46
価格が味の良し悪しを決めるわけじゃない。そんな当たり前のことも見えにくい今。A5ランクだとか、大間産だとか、有機農法だとか、言葉だけが一人歩き。思考停止に陥らずにいたいもの。「真冬の珍味」 食材の生命をいただいて命を長らえる私たち。食べること生きることに、もっともっと謙虚にならなくちゃ。自戒として。「春のいぶき」 箸とその作法について。箸の素材、製法に気を取られる士郎に、その作法を糾す雄山。なるほどとは思うけれど、ほとんど言い掛かりじゃないかと思わなくもない。「究極の作法」2014/09/04
konoha
16
まさかの瞬間移動が飛び出したビックリ巻。箸の濡れ方の場面が、1番好きです。期待してた美味しい牛肉シーンが少なく、残念。何気に、セリフがめっちゃ多いのに、疲れないのが、素晴らしいです。神回まで、美味しんぼの世界を楽しんでいきたいです。2020/12/02
再び読書
16
ごく普通に食べている蒲鉾が、本当の蒲鉾とほど遠いものとは?本当の食材とは、現代人には縁の無いものかも知れない。何事も否定的には考えずに、自分でつくってみる、これも解決方法かも知れない。色々なアプローチの方法があると気付かされる。「人は生命あるものを食べなければ、自分の生命を維持出来ない罪深い存在」という言葉をかみ締めていきたい。2014/01/03
不自他
15
多くの教訓を含んだシリーズ屈指の傑作巻。穏やかな雰囲気の秀作が満載。やはり初期は「食材探求」と「食べる喜び」の塩梅が見事。特に京都回は「食材自体が持つ生命力・神秘性」「食べることの原罪」に真っ直ぐ向き合い且つ粛々と綴った名作。
抹茶モナカ
11
近所の図書館で入手。読んだので資源ごみにする。初めて読んだ。2023/11/23