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内容説明
2011年3月11日、東日本を襲った未曾有の大震災。それから3か月後、山岡たちは、かつて取材でお世話になった被災地の方々にお会いするため、東北へと旅立つ。青森県、岩手県、宮城県をめぐり、そこで出会ったのは、苦境に屈することなく、復興に挑む、「めげない人々」の力強い勇気だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竹城 俊之介
76
この巻はもはや美味しんぼでは無い気がしますが、新聞記者という立場から、被災地に取材に行き、記録に留め、1冊の本に纏めた事には、美味しんぼを超える意味を感じます。 「日本全県味巡り」で訪ねた被災地の人達を再び訪ねるというテーマは、この作品にしかできない切り口。災害から立ち上がらんとする人々の姿に、様々な想いを感じずにはいられません。 13歳の料理人に涙し激励した富井部長代理、様々な問題を起こした人ですが、こういう性格は素直に素敵。 タイトル「めげない人々」が印象に残った1冊です。2022/01/16
再び読書
24
今回は丸一冊震災の爪痕について描かれている。最初は焼き畑からスタート、大豆→アワ→小麦→大豆→アワ→ソバと続けて、次は木が生えるに任せて、次の木を刈って焼き畑を作っていく。35~50年を1サイクルにして持続的な農業を継続していく。先人の知恵には感心させられる。震災の大きな津波の爪痕に微力ながら立ち向かう。めげない人々が神々しい。きれい事は無い苦痛に苛まれながらも、決して止まらず必死に前に向かっていく。人の素晴らしさがこんな事で再確認させられるのは、皮相的でやりきれない。しかし、人は地道に足を進めて行く!2023/09/29
シーナ@食べ物漫画好き
14
108冊目 震災漫画。ばっけ味噌と豆腐・鯨と帆立燻製のソテー・活タラバ蟹天麩羅&握り・独活ウルイ人参椎茸の蕎麦粉かき揚げ&海苔巻き・去年の牡蠣フライ・胡瓜の醤油漬け・若芽スープ。富井部長代理の叫びとか涙を誘う。2017/12/04
kei@名古屋
14
社会性がますます強くなるのに放射能問題が弱い気がします。今までなら●●の畑から含有率が何%とか数値を出してきた気がしますがデリケートな部分なのでしょうか。2012/03/01
Riopapa
10
当時を思い出して、少し涙が出た。沿岸部には久しく行っていないが、どうなっているのか。2020/01/19