内容説明
風雲急を告げる中原の情勢は、いやおうもなく人々の運命を変えていった。レムス軍は王国を取り戻すべく進撃を開始。グインとイシュトバーンは自らの目的を求めてそれぞれ旅だった。パロでは策略家アルド・ナリスが巧妙な計略の糸をはりめぐらし、また草原では黒太子スカールが、かつて余人の夢想だにしなかった驚くべき奇策に打って出ようとするが……。第11弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
172
★超大作『グイン・サーガ』シリーズ全173巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、第三部「戦乱篇」開幕の第十一巻(13/173)です。あまり大きな動きはなく、初めて地図が登場しました🐆 続いて第十二巻へ。2022/03/25
文庫フリーク@灯れ松明の火
49
リー・ファの『太子さまとはなれて生きているより、太子さまのわきで、太子さまのためにたたかいながら死んでゆく方がどんなに幸せかしれない』が今更ながらしみる。カースロンは俗物ではあるけれど、極めて平凡な人間だったのだなぁ。2010/08/11
nonたん
42
リギアさ~~~ん!なんか怖い・・・一番したたかな女性だなぁ・・・あらゆるものを武器にしているような・・・自分というものを良く判っている人なんだ。やっぱ、怖い・・・でも、惹かれる。イシュトも具印様も旅立ってしまった・・・また、出てこないのかなぁ。ナリスは・・・どうでもいいや。スカール!待ってました!やっと君の出番じゃん!山越え面白そう・・・次が楽しみになってきた(^O^)/2010/09/08
さゆ
36
イシュトとリンダの、初々しい、そして気力や希望に満ちた前向きの別離のシーンに、なにか、自分がとっくに失ってしまったようなものを見た気がした。こういう感情って、10代のものだよなー。いいなー。イシュトファンの気持ちがよく解る。それにしても、スカールは無事に越えられるのか?2010/08/06
きーみん
27
あとがき爆弾で「アンジェリク」のボーフォール公が噂のカメロン氏だと聞いて俄然興味を引かれた。早くお会いしたいな♪あとナリスが「夢見る惑星」のイリスと間違えられてると聞いて、ナリス嫌いを少し考え直すことに(あのお話大好きだったので。笑)スカールはこれから八甲田山のような山越えでしょうか?大丈夫かな?あ、イシュト&リンダを忘れてた。ま、いっか。2010/08/07