内容説明
イシュトヴァーンは、彼の傭兵時代の行為が国への反逆にあたるとして告発され、トーラスで審問を受けることになった。臨時法廷に出廷したイシュトヴァーンだったが、まるで罪人のような扱いに怒り心頭に発する。一方、弁護をかってでたカメロンは、不利な状況下にありながら、イシュトヴァーンを守るために、鬼神のごとき迫力で告発側の証人に迫る。やがて審問が進むうち、事態は思いもかけぬ恐るべき展開を見せ始めた!(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
156
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全179巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝69巻(89/179)です。 今巻は、正に修羅、凄まじい展開でした。本巻が現時点でのシリーズMyBESTです🐆 続いて、正伝70巻へ。2022/07/15
nonたん
31
んと。どっちかと言うと、カメさんがやっちゃったよね…。バカチンは怯えて喚いていたからなぁ。あーあ、とうとうノスフェラスの真相が暴かれました。アムちゃん…そんな奴なんだよ…不憫な娘だ…。法廷シーンは良かったよ!あの化け物が出てくるまではね(^m^)2012/02/05
瀧ながれ
27
この巻にて、モンゴールという国が終わりました。勢いはよかったけど、若くて根っこが弱い国だったのだなあと思います。そして、アタマっからキタイの傀儡だったことが、いま改めて明らかになって、この国は、遅かれ早かれ終焉を迎えたのだろうと、しみじみ。ところで、哀れなサイデンにとり憑いた「アリの怨霊」、間違えていることや知るはずのないことまで吹きまくる様子が、某じいさん魔道師を連想させますが、どうかな?…カメロンの心も揺らぐ結末、イシュトヴァーンの道はどこまでも孤独だ。自業自得とはいえ、未来が暗くて見えない。2015/10/25
きーみん
22
あんなにカメロンが頑張ったのに・・・。イシュトのバカ!というか、○○の逆転勝ち?というか。カメロン可哀想。2011/02/27
Toshy
18
意外にすんなり進むのかと思ったら、最終章はタイトルどおり、修羅場でした。そして、あまりに惨めでアムネリスがかわいそうになるくらいでした。2013/11/29