内容説明
グインは、スカールが率いる騎馬軍とともにユラ山地を目指すが、ゴーラ軍の迫撃を受けて戦闘となってしまう。グインは、執拗に襲いかかるイシュトヴァーンの体を、ついにその剣で刺しつらぬいた! 朱に染まって倒れるイシュトヴァーンの姿に、ゴーラ軍は撤退を余儀なくされる。自分たちの出逢いが引き起こすやもしれぬ何かを知らぬまま、北へと向かうグインとスカールを追うように、炎は山肌を燃え上がらせて迫りつつあった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
170
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝102巻(127/180)です。今巻は、イシュトヴァーン死の淵から生還の巻でした🐆 続いて正伝103巻へ2022/09/29
nonたん
35
表紙からして悪そう。そして、ぐらちのじじぃは800歳にして幼稚である。ちょっと気の付くヤツならば、すぐに見破れる。気の付かないスカさんは弱り過ぎ。こんなグダ男なところは見たくない。さて、一方のバカチンと言えば…ほほぅ。打ち勝ったか…そして何かが抜けたな…。根暗で疑心暗鬼なバカチンよりも、明るい見果てぬ夢を見ているバカチンの方がマシだろう。次はどうなりますかね。2013/05/07
瀧ながれ
24
大山鳴動して…、って感じの。いや、かたや負傷からの発熱を乗りきったイシュトヴァーンと、こなた大山火事から生き延びたグインとスカールなので、ネズミってことはないですが、それにしても、なんだったんだこの巻?と思わずにはいられません。大河小説だからな、流れの一部にはこんな淀み水溜まりもあるんでしょう。…ここ数巻、淀みっぱなしな気もするので、そろそろ動いてほしいなあ。イシュトヴァーンは一皮むけて(でもこの人、三歩すすんで二歩さがるタイプ)、グインの記憶はいまだ微妙。スカールの部下と馬が激減したのが切ない。2016/06/18
きらら@SR道東民
24
のら~くら~展開をパチ、パチ燃やして、ジューっと鎮火。表紙が全てを物語ってしまってます。スカールの乗馬ハン・フォン、君は立派です。ここにきてイシュト、本来の自分を取り戻した感が・・・。次巻を期待して良いかな・・・・。2014/08/24
Toshy
21
前半はイシュトバーンが唸ってるだけでイマイチな感じ。後半はグインとスカールのグラチウスとのツッパリ合いで楽しめました。2014/04/08