内容説明
パロ王国の正統なる血をひく双生児リンダとレムスは、モンゴール軍に追われて妖魔の支配するノスフェラスの地へと逃れた。2人と行を共にするのは、豹頭の超戦士グインと傭兵イシュトバーン、そして蛮族セムの娘・スニ。彼らはセムの力を借りて、追っ手の小部隊を蹴散らしたが……。人外魔境に展開するシリーズ第3弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
183
★超大作『グイン・サーガ』シリーズ全173巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は第三巻(3/173)、全体の第一部「辺境編」3作目(3/5)、ノスフェラスの戦いが始まりました🐆 2022/03/14
すしな
65
071-23.モンゴール軍のノー・マンズ・ランドへの進撃が本格化します。圧倒的な戦力のモンゴール軍に対して、グインが身を寄せるセム族は兵員も装備も劣勢で対峙しないといけないので、戦いを避けてやり過ごそうとするのですけど、モンゴール軍が彼らを見逃すとは思えないということで決起します。前巻までもグインの大立ち回りは見られたのですが、今回は一軍の将としての活躍も見られました。女性作家の描く軍記物は、勇ましさだけでなく人間模様も精緻で面白いですね。ちなみに今回もナウシカの王蟲の暴走っぽいシーンが有りました。2023/06/24
文庫フリーク@灯れ松明の火
52
グイン制覇の皆様。12ページをご覧下さい。さゆさんご指摘の箇所。レムスが《大三次パロ神聖王国の中興の祖》初代ナリスさま・大二次はリンダですよね。他にも《吸血皇帝コルオ・タルス等々・・・栗本薫さんは、どこまで先を見据えていたのでしょう。300巻でも完結したとは思えません。恒例?のセリフシリーズ。『これに懲りてドレスの裳裾でもひき、宮殿の舞踏会で男の首をとるがいい。その方が似合いだぞ、おてんば姫どの!』グインの吐いたアムネリスへの痛快な口撃!《グル・ヌー》の名も初めて現れます。2010/07/23
nonたん
37
「キャーッ!」(こ-この私が、小娘のような悲鳴をあげるところを、兵たちにきかれるとは)・・・聞いちゃったっ!かわゆいアムちゃん。むふむふ。しかし、本当にクシャナ姫のようだ・・・「焼き払え!」って言いそう。いいぞいいぞ、アムちゃん!全軍進め~~!調子に乗るとやばいようだが・・・2010/07/30
きーみん
32
セムを指揮するグインがすごーくかっこいいー♪読友さんが、完璧過ぎると言ったのがちょっとわかる。イシュトバーンは、大口のわりにたいして活躍してないような?これからかな?彼はアルスラーン戦記のギーヴを思い出させる。てんてこまいが転手古舞と書くのだと勉強しちゃった!^^2010/07/25