内容説明
中原の戦乱をよそに自らの出自を求めてさすらう豹頭の戦士グイン。それぞれの思惑を秘めつつ、共に旅する傭兵イシュトバーンと吟遊詩人マリウス。三人の放浪者はやがて北の国ケイロニアにたどりついた。だが、なぜか誰も知らぬはずの彼らの到着は、ひとりの魔道士によってうやうやしく迎えられた。波瀾の種子をはらみつつ、グインたちを受け入れるケイロニアだった……。第17巻。（※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
171
★超大作『グイン・サーガ』シリーズ全173巻完読プロジェクト（ギネスに挑戦！） https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、第17巻（21/173）です。 本巻は、本篇に戻ったはずなのに、外伝④の続きのような感じなのは何故でしょうか🐆 続いて、第18巻へ。2022/04/04
文庫フリーク＠灯れ松明の火
52
久々のグイン再読【ケイロニア】グインは世捨て人のルカ・ダルシウス将軍・アトキアのトールとの出会い。マリウスはイリスと出会い。イシュトはグインを動かせぬ自分に出会う。赤毛のバルドゥールも皇女シルヴィアも置いといて、ケイロニアでのグインの活躍と出世が始まっていく。サイロンの都は未だプロローグ。2011/08/15
nonたん
41
ぶははは！こりゃ駄目だわ・・・シルヴィアちゃん。マリウス曰く、もっと年のいった男なら、ああいうじゃじゃ馬も、可愛いもんだと思うかもしれないな・・・無理！絶対無理！でも、すらりとして、胸はゆたかだ！って書いてあるぞ！！！情報がちょっと違うなぁ・・・ しかし、偽名を使う輩ばかりだね。イリ※がオクタ※※※・・・男装で・・・むぅ、好きになれるかな・・・ イシュトヴァーンくん！とうとう見限ってしまったのね。自分で切り開くしかないか・・・がんばりや～～ 具印様が6巻ぶりに主役になった！これからいろいろありそうだな。2010/10/13
きーみん
29
ここへきて初めてグインを警護の人では無く、男性として魅力的だと断言する女性出現！イシュトとマリウスの反応が笑える♪P68の「ねずみ鳴きしてみようか」ってなんだろう？どういう意味？仕官の道が決まったグインに駄々っ子のように気持ちをぶつけるイシュト。あれあれ？ヤバイぞ！かなり可愛い！この先、道を外れるようになるとしたら、やっぱり腹黒ナリスのせいかな。終わりのほうに出てきた「何これ？」的究極わがまま娘。えー！？これが噂のシルヴィア！？やだー！2010/08/29
瀧ながれ
22
ケイロニアはいい国だなあ。頭が豹でも性格が好ましければ構わない、という人間が多くて、グインがのびのびゆったりして見えます。このあたりの、グインの味方が増えてゆく巻は好き。イシュトヴァーンは野望のためにグインと別れました。これから暗い道をゆくことになります。気性の荒さは不運を呼びます。気をつけよう。マリウスは運命の美「青年」イリスと出会い、やはり面倒な道へ。ケイロニア編はサスペンスドラマです。2014/11/12
