内容説明
星船から転移されたグインは、ノスフェラスにいた。記憶を失い、セム族の村にいた。この情報は、グラチウスによって、パロに伝えられ、居合わせたハゾスから、ケイロニアへと知らせられる。ケイロニアは総力をあげてグインの捜索に乗り出す。いっぽうグインは、そんな中原の動きを知るはずもなかったが、記憶のないまま、なにかに突き動かされるように、ドードーの制止を振り切り、ひたすら中原を目指して歩んでいた。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
157
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝97巻(121/180)です。今巻は、マリウス、再びさすらいの吟遊詩人に戻るの巻でした🐆 続いて、正伝98巻へ。2022/09/11
nonたん
38
ここ何巻か、マリウスのことは何も言わなかったが、このような本で、マリウスを言わないことは出来ん。はっきり言えば、私はマリウスが好きである。吟遊詩人、カルラアの申し子。そういう人に憧れているのかも知れないが、大好きなんである。責任やら義務やらと欲しくもないものがついて来る痛みは、通常の人には無いものだろう。何故か共感出来てしまうのだ。そして、カルラアの戦士として戦って欲しい。と言うことで、私のマリウスは皆に迷惑を掛けまくって今日も唄うww2013/02/02
瀧ながれ
27
グイン探索隊がケイロニア国内で結成。真っ先に手をあげたハゾスは却下され(あたりまえだ宰相!)、食らいついたトールは皇帝直々に参加を許される。協力者としてヴァレリウス中心に編まれたパロの魔道士隊も合流。そこには密かにマリウスも加わっていた。今巻の核はやはり、マリウスとオクタヴィア夫妻の決別だろうか。二人の娘で耳が聴こえないマリニアが、マリウスの歌に反応して歌おうとした場面が印象に残るが、あれはマリウスの歌とマリニアという存在が特別である証明なのか、単に父娘のいいシーンというだけなのかな。2016/05/15
Toshy
22
やっと読了。マリウス最低男の部分はウンザリしてきて全然進みませんでした。好きな女性を捨てる言い訳が3分の2を占めてました。結果、ほとんど読み飛ばしたかも。。2014/03/19
きーみん
19
開き直ったマリウスのターン。なんでタヴィアが我慢しなきゃならないんだか。スマキにしてケス河に放り込むか、タワシで脳みそゴシゴシして、自分本意を洗い流しちゃえ!と思う。歌なんかに誤魔化されちゃダメだ〜2011/05/21