内容説明
吟遊詩人マリウスは、最愛の妻オクタヴィアを連れて、彼の第二の故郷というべきトーラスの居酒屋を訪れた。そこに腰を落ち着け、新婚生活を送るつもりだったのだ。しかしそのマリウスに、居酒屋の息子・ダンは、偶然知って胸を痛めていたイシュトヴァーン将軍の秘密を語り聞かせた……。イシュトヴァーンとマリウス、かつて幾多の冒険をともにしてきた二人の運命は、ふたたび深く交差していくのだった! 第39弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
176
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全178巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝第39 巻(49/178)です。 そろそろまた戦闘モードへ。アムネリスは愛の奴隷でした(笑)🐆 続いて、正伝第40巻へ。2022/05/11
nonたん
42
マリウス〜危ない!(゚O゚)!早く逃げろ〜!バカチンがあいつのようになっていく…。言わんこっちゃない。栗本さんでさえ、どうしょもない陰惨な奴という男、大悪役に見込まれたバカチンは、どうなっていくんでしょうか…。ちょっとだけ可哀相かな…。デンも可哀相だったし。2011/01/17
きーみん
28
「その不幸と秘密と血の翳り」が磁石のように人を引きつけると、イリスに言われるイシュト。ちゃらんぽらんの女たらし傭兵から掛け離れてきちゃった。なんか壊れていく音が聞こえそうで読むのが怖いくらい。ところでチョコ2位バルドゥールって何なんだろう?2010/11/13
いおむ
24
また暗いモンゴール編かぁと少々嫌気がさしつつ読みはじめましたが、陽気過ぎるマリウスのお陰で助かりました(^_^;)だがしかし!マリウスの思慮の無さが今度はイラつく。まったくうま過ぎる栗本先生!さて、次巻へ!2018/06/17
ごんすけ
23
パロの華々しい世界から一転、トーラスのどす黒い世界。アリの妄執が非常に気味悪く恐ろしい。カロンにはこれから市民代表で活躍して欲しかっただけに、あの最後は悔しい!拷問シーンもエグくて流し読み。マリウスはその行動が非常に危なっかしくて、常にひやひや。なんか行動が浅はかというか頼りないというか・・・。タヴィアの冷静さと洞察力があってこそなのに、一人で大丈夫!?無事にグインと出会って、早くタヴィアの元へ帰っておいで!全体的には後味の悪い巻でした。2014/07/16