内容説明
ついにグインは最強と謳われる闘技士ガンダルと対面した。紅鶴城の大広間に現われた伝説の戦士は、全身を鎧で固めた巨大な要塞のような男であった。ガンダルの執拗な挑発に辟易して広間を抜け出したグインは、城の一隅で、若くして死んだタイスの公子の幽霊と出会い、彼に導かれるように、地下水路への入口を発見する。そこでグインが見たものは、地下に広がる広大無辺な空間であり、そこに君臨するマーロールの姿であった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
159
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝114巻(140/180)、77.77777%まで来ました。本巻は、フロリーモテモテ&受難の巻でした🐆 しかしタイス篇が長すぎます。続いて外伝21巻へ2022/10/15
きらら@SR道東民
29
丸ごと一冊フロリーの編でした。ずっと紅鶴城はコウカク城だと思っていたらべにつる城でした。と、まあ早くこの時代劇みたいな名前のお城から脱出してくれないと、話が中々進みません。2015/08/28
nonたん
28
胸だか背中だか分かりゃしない!そんなお話。フロリーがそんな感じなんだと。しつこいほど…。白が出てきてこんにちは。そのまま行かせていいのかな?さて、次は…2013/08/04
Toshy
22
うじうじ、いじいじした展開にイライラしながら一気読み。この一冊ごと飛ばしても全体に影響なさそう。。次巻は進展するんかな?2014/06/12
瀧ながれ
21
フロリー巻。アムネリス付きの女官なので当然アムネリスと、婚約者だったアルド・ナリスと、クムの三公子(当時)を間近で目撃し、一度きりとはいえイシュトヴァーンと結ばれ、グインやマリウスと旅を共にし、息子スーティも歴史に名を刻む人物になるらしい。フロリー本人はけっして教科書に載るような活躍はしないまま、「隣のちっさいおばあちゃん」になりそうだけど、ちょっとハナシをきいてみたらとんでもない経験談が出てきちゃうやつですね。ただ、足手まといの自覚があるなら、機会があるときにさっさと逃げてほしいです。2016/08/13