内容説明
ナリス軍と別れて失意のまま放浪していたリギアは、まったくの偶然からゴーラ軍の不穏な動きを知る。その情報を伝えるべくリギアはイェライシャの力を借りてふたたびナリスのもとへ。いっぽうリンダは、ナリスと再会しながらも、いったん彼のもとを離れ、神聖パロの名代として、ヴァレリウスとともにサラミスへ旅立っていた。その直後、ゴーラ軍の奇襲によってマルガは血に染まる。ナリスに迫らんとするイシュトヴァーンの、悪鬼のごとき姿がそこにあった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
145
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全179巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝85巻(105/179)です。今巻は、イシュトヴァーンVSグイン、交渉決裂&開戦の巻でした🐆 続いて、正伝86巻へ。2022/08/19
nonたん
31
遂に!という言葉がこれほど当てはまるものはない!バカチンとあいつ。ヨナ。そして、連合軍となったグイン様、ヴァレさん。リンダ!雄々しい鎧姿を表紙絵として、リンダも立つ!ヤンダルの魔道か催眠か…バカチンの思いを歪められ、そう!遂に開戦!!狂王と豹頭王の戦いはどうなるのか!2012/08/05
瀧ながれ
28
イシュトヴァーン・ゴーラ軍がマルガを襲う。マルガはナリスの美意識の結晶である地なので、そこが無惨に荒らされるのは辛く腹立たしい。そして、イシュトヴァーンとグイン(とリンダとヴァレリウス)の対談の場が設けられる。そういえばマルコがグインを見るのは初めてだったかな。グイン王は「ワナをしかけたり、奇襲をかけてきたりする人柄ではないようなうわさも」きいているそうですが、いやいや、あのおじさんは必要となればどんな手段も使うよ。現に、自分を慕うゼノンくんの成長のために、イシュトヴァーン軍と真っ向勝負させてるからねえ。2016/01/31
コロチャイ
21
あの蜃気楼を望んだ場所での約束は、運命の主人公が一同にし軍議となった。イシュトとリンダ深い疑念の先にこんな形になるなんて。しかしグインは違う。中原の平和を願っての参戦だ。グインはイシュト、リンダ、ナリス、ヴァレリウスを裏切らない。中原の神に等しいのだ。2024/04/30
Toshy
20
いよいよグインとイシュトバーンが激突します。ここまでの道のり、長かったです。これからどのような戦闘がおこなわれるのでしょうか?期待しながら読み続けます。2014/01/27