内容説明
世界最強の国家として知られるケイロニアの首都サイロンが、黒死病の脅威にさらされ、壊滅の危機にあり、グインの安否も不明だという驚くべき知らせに、ヴァレリウスは苦悩を深める。一方、聖地ヤガに潜入したヨナとスカールは、『ミロクの兄弟の家』の虜囚とされてしまう。さらに、フロリーたちの行方を捜しながらヤガの様子を探る彼らは、ミロク教がなにやら不可解な変貌を遂げつつあることに疑念と不安を抱くのだった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
176
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝128巻(155/180)です。本巻は、不穏なミロク教の聖地ヤガの巻でした🐆 栗本 薫、2009年5月26日逝去、冒頭のエピグラフ&あとがきがありません(涙) 続いて正伝129巻へ2022/11/11
nonたん
27
最後の最後になんか泣けるよね。あとがきの代わりに編集部のお知らせ。第一話は、まぁ予想のつく展開が待ってましたね。グイン様の敵と言うか、どうにかしたい奴なんかあれとかそれとかこれだもんね。そして、ヨナ&スカール組。やな雰囲気びしびし!そんでいきなりの窮地だ!あの母子はどうなるんだろ…。表紙は…マリエ??2013/11/16
瀧ながれ
26
なにが謎って、カバーが謎。誰だろこの少女。マリエ嬢?こんなヒロインみたいなデザインじゃないと思うなあ。さて、冒頭はケイロニア。幽閉されるシルヴィアに、なにやら不穏な存在が接近する。たぶんシルヴィアはその声に応えて、またややこしくなって、あのタイトルにつながるんですね、知ってる(まだ読んでないけどわかる)。彼女は、乳母なり女官長なり、側に手本になり味方である年長の同性がいないのが憐れなんですよね。いまさら言ってもしかたないけど。ヤガではヨナとスカールが、町を脱出できなくて困惑。再会できたスーティは元気です。2016/12/13
Toshy
26
ヤガの話がやっと動き出しました。が、あとがきの部分を見て衝撃でした。。ショックを受けるのがわかっていたから、今まであとがきを敢えて読まないようにしていましたが。。2014/08/23
きらら@SR道東民
22
表紙がマリエちゃんだったとは・・・聖地ヤガはかなり洗脳されてますね。ヨナとスカールは無事この危機を乗り越えられるのでしょうか。グイン・サーガも本編は残す所あと2冊となりました。著者の後書きがもう読めない悲しみに耐えつつ、読破を目指します。2016/07/10