ハヤカワ文庫JA グイン・サーガ９８ 蜃気楼の旅人

著者名：栗本薫【著】

早川書房（2015/11発売）

• ISBN：9784150307738

内容説明

ケイロニアはグイン探索のために一大遠征部隊を組織し、ノスフェラスへと出発した。部隊には、パロからヴァレリウスが、またグラチウスも、そしてマリウスさえもついにオクタヴィアに別れを告げ、かつてのグインの恩に報いるために同行していた。いっぽう、記憶を失ったまま、ひたすら中原を目指すグインだが、砂漠のまっただなかで怪異に襲われながらも河にたどりつく。そしてその岬で、奇妙な行動の一群に遭遇する。（※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[starbro]

★超大作（公式表現：未曾有の大河ロマン）『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト（ギネスに挑戦！） https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝98巻（122/180）です。今巻は、グイン＆イシュトヴァーン再会の巻でした🐆 　続いて、ゾロ目の正伝99巻へ。

2022/09/14

[nonたん]

間を空けすぎた～。ちょっと、前の巻を忘れていたぞ。そうか…ノスフェラスにまだ居たんだったんだ…。お美しいザザ＆猛々しいウーラ久しぶりの登場。ザザ、ここぞとばかりに騙してみたが、空振り…。笑えた。ロカンドラスじいちゃんはとりあえずの登場。そして、ケス河へ…。はぁ…なんで会っちゃうんだろうねぇ…記憶が無くても、騙しきれ！バカチンなんだから、たぶん大丈夫だろう。

2013/04/10

[瀧ながれ]

記憶喪失のグイン王、自分探しの旅へ。…ケイロニアから探索隊が出てるのに、当人はノスフェラスを離れてゆくとは。迷子はその場から離れないのが鉄則よー。でないと延々とすれ違っていくのよー。ひき止めるドードーと戦い、その巨体を持ち上げたときや、馬に変わったウーラにまたがったときなど、グインの記憶は肉体の経験をたどることによってよみがえるようですな。で、覚えてなくても性格は元のままで、相変わらずデリカシーに欠けるおじさんであった。久しぶりにウーラに会えて嬉しかったです。会話が増えたね。ザザもお元気そうでなにより。

2016/05/18

[コロチャイ]

なんと言おうか、あのグインがこんな状態になろうとは。面白すぎます、薫さん。しかしあのザザとウーラが助けてくれたね。正伝に現れグインとのからみが、なんとも妖魔でありながらホノボノとしている。オアシスでの一時グインは、誠心を得たと思った。ケス河での出来事まだまだ波乱含みだな。

2025/06/03

[ぽんすけ]

ラゴンのドードーとセムのシバ達との別れがつらかった。グイン必ずまたノスフェラスに戻ってあげてね。ケイロニアの豹頭王だけど、一番先に王様認定されたのはノスフェラスなんだから。ドードーは待たないと言ってたけどきっと待ってると思うよ。そしてザザとウーラ!久しぶりだけど相変わらず元気そうで何より！だけどシレっと本編に登場してるけど外伝の登場人物だから、外伝読んでない人にはあんたたち誰？状態なんでは…＾＾；ま、まぁ細かいことは考えまい。最後記憶喪失状態でイシュトと会話を成立させてるグインさすがです。次はトーラス？

2025/09/29