内容説明
イシュトヴァーンのマルガ奇襲によって、ナリスは囚われの身となった。彼の処遇と和平をめぐって、イシュトヴァーンは、グイン、リンダヴァレリウスの三者から会見を申し入れられ、四人は一堂に会することになる。しかし中原の運命を左右する交渉は決裂し、ついにゴーラ軍はケイロニア軍と激突する。先陣を切ったゼノンが苦戦を強いられ押されてゆくのを見たグインは、黒竜騎士団に号令し、ともに大地を蹴って戦場に赴く。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
166
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全179巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝86巻(106/179)です。今巻は、アムネリス出産・自害&ドリアン王子(フルーツの王様だぁ;笑)誕生の巻でした🐆 続いて、外伝⑰巻へ。2022/08/20
nonたん
36
うぐっ、ぐひっ、うぉ~ん。俺のアムちゃん…まだまだこれから、人生長いのに~~。美人薄命…愛されることを知らずに消えていく命。たった22ページしか本人が出てこないなんて…そんなに儚い、哀しい終わり方も無いもんだ…。カメさんもなんか答えて欲しかった。あーあ、もうこれでグインサーガ止めてもいいなぁ~~ぐらい、私には不本意な書かれ方だなぁ。後は、リンダとリギアさんがどうなるかだけか…。それと、展開は大人と子供の戦いだったとだけ言っておきましょう。バカチン頭痛治してもらったのに相変わらずバカで続くです。2012/08/05
Toshy
33
アムネリス、この物語の中で一番翻弄されて、結局何も得ることのないままでした。これでもかというくらい不幸が降りかかっていました。2014/02/02
瀧ながれ
32
アルド・ナリスを連れ去ろうとするイシュトヴァーン・ゴーラ軍を、グインのケイロニア軍が止める。明らかな力の差を感じるイシュトヴァーン。そして、イシュトヴァーンとグインの一騎打ちが行われ…。と、戦場で息詰まる戦いが繰り広げられていたころ、ゴーラではイシュトヴァーンの子が誕生し、アムネリスが息を引き取った。母国ごと裏切られ続けた悲劇の公女。好きなキャラクターではないけど、あわれな女性だと思う(とかいうと、ケンケン怒られそうだけどな)。冒頭の、カメロンがグインからのメッセージを受けとる場面にホッとします。2016/02/16
ぽんすけ
23
アムネリスー!!えっ、噓でしょ?と思わず絶句した本作。表紙見たときはアムネリス久々に出てくるんか。くらいの軽い気持ちだったのに…。確かに最初に出てきたときはリンダとレムスをいじめてたので嫌いだったが、その後の展開は彼女にとってきついものばかりで、幸薄い子だなぁ、なんとか幸せになってくれるといいけどと願ってたのに…。彼女にとってもう生きていることそのものが地獄だったんだろうな。一番悪いのはイシュト。でもアムネリスも王族として生きるには心が弱かったのか。普通の幸せを願っただけなのに。ドリアン君の将来が心配です2025/07/11




