内容説明
黄昏の国の女王である大鴉のザザとノスフェラスの狼王ウーラに導かれ、スカールとスーティは黄昏の道をゆく旅人となった。リー・ファの幻影に心魅かれつつもたどり着いたのは、魔都フェラーラ。キタイの首都だったこの都市には、異形の女王リリト・デアが治めるアウラ・シャーの神殿がある。しかし今やかつての繁栄はなく、街はさびれ、住民はキタイ兵の侵略に恐れおののくばかり。見かねたスカールは助力に乗り出すのだが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
182
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝(篇)137巻(170/180)、カウントダウンが始まりました。本巻は、猫神アウラ・シャー女神降臨の巻でした🐆 五代 ゆうは、もっと頑張るように。続いて正伝(篇)138巻へ2022/12/06
文庫フリーク@灯れ松明の火
98
いっそアッシャと共に、その業火に焼き尽くされることができたなら-どんなに楽だろうね、ヴァレリウス。闇の微笑を、その息の根を、止めることのできなかった手は、魂ごと漆黒の麗人に捧げたがゆえに、アッシャなど比べ物にならぬほど血にまみれてしまった。けれど内なる業火に焼かれ、それでもヴァレリウスを師として生きる選択した幼き魂が、ゾルーガの指輪開ける手を止め、ヴァレリウスの魂をも救うような気がしてならない。廃都フェラーラでスカ―ルの得た【ミラルカの琥珀】グインの持つ【ユーライカの瑠璃】はて?予言が思い出せぬ・・。2015/10/31
みっちゃん
95
新しく登場した少女アッシャの重く、健気な決意。マリウス、良い奴だなあ。頼りがいは、まるっきりないけど。それにこのサーガの中で、私はやっぱりヴァレリウスが一番好き。と普通に思ってしまうぐらい、違和感なく物語を楽しんでおります。次は宵野さんのケイロニア編なのね〜どんな展開が待っているのかしらん。「もう続きが読めないんだ…」と悲しかったあの頃に比べると、本当に幸せです。2015/10/26
coolgang1957
33
136巻と一緒で、誰が何処で何してんのとデジャビュのように感想書いてます(・・;)今回は“ヤガ“で捕まってる2人の名前も何も思い出せないまま最後に本文で知りましたぁ(^^;;あーそういえばそーやったな…と でも栗本さんグインからだんだん慣れてきたような感じで楽しくなってきてますな^o^ 次回も待ってます!2015/12/04
SOHSA
32
《kindle本》前作に引き続き物語は大きく動いている。スカールのアウラ・シャーとの邂逅に至る旅がメインではあるが、パロの行く末も目が話せない。いずれにせよ、グインサーガは脈々と受け継がれている。2015/10/26