内容説明
中原の華パロは新興の国モンゴールに滅ぼされた。しかし少年王レムスを擁したアルゴス軍がパロ奪回の火の手をあげたとき、中原は再び戦乱に巻き込まれていった。一方、ここヴァレーンではいましも沿海州の代表が集まり、一大方針を決定すべく会議が始まろうとしていた。パロを救うか、はたまたモンゴールに与するか? 陰謀と策略! はたしてヴァレーンの会議の行方は? 第12弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
178
★超大作『グイン・サーガ』シリーズ全173巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、第三部「戦乱篇」2の第十二巻(14/173)です。レムス初陣の巻、初めて登場人物紹介が登場しました🐆 続いて外伝③へ。2022/03/27
文庫フリーク@灯れ松明の火
45
この表紙のインパクト。ライゴール評議長アンダヌス。あなたを越えるのはアリしか居ない(笑)海の男で武将、かつ政治家カメロン。イシュトに魅入られなければ一国の王となっても不思議ではないのに。もちろん海に有る時こそ彼にとっては幸せなのだろうけど。ミリアあわれ。イシュトは確かに《災いを呼ぶ男》《アルゴンのエル》の名がここにも。レムスにナリスの策を受け入れる度量があったなら・・再読だとつい余分な感慨にふけってしまう。2010/08/11
nonたん
41
何だこのデブ・・・と思ったら、ライゴールのアンダヌスとやらか・・・悪そう!って悪いやつなんだなぁ。イシュトヴァーンしか出てこない・・・また、具印サーガじゃなかった・・・ アルゴンのエル出てきたなぁ。ビビリまくってるじゃんイシュティ・・・ にしても、〈ウミネコ亭〉のミリア・・・可哀想・・・こんなのに関わるから・・・ホントに〈災いを呼ぶ男〉だわ・・・ そろそろ、アムちゃんにも会いたいなぁ。 三人の放浪者編にでも進むか。2010/09/09
さゆ
32
おいおい、スカールはどうなんたんだよっ!心配してるのにー。表紙の絵は肌の色が肌色のナメック星人かと思ったけど、アンダヌスというふてぶてしいー御方ですね。おまけにイシュトは、せっかく見なおしたところだったのに・・・。そして、いよいよカメさん登場です。2010/08/09
わんこ
31
久々にグインの旅に戻ってきました。表紙の超インパクトの強いお方、何を企んでいるのか、敵か味方か。まるで自分が沿海州の代表者(あくまでもアグラーヤ寄りね)にでもなったかのように、その不気味な存在が気になった(見てくれの話じゃないよ・・・いや、それもあるけど・・・)。それと、なにより傷心のイシュト!いまだリンダを思う気持が健気だわぁ。確かに「災いを呼ぶ男」その通り。けど、それはイシュトが悪いわけじゃないし~。再読だからある程度先は分かってる、わかってるのに応援したくなっちゃう。頑張れ~、イシュトバーン。2011/01/17